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新型シボレー・コルベットZ06のエンジンが納車後84kmの走行で不動に。初採用のフラットプレーンクランクV8には潜在的な問題がある?【動画】

新型シボレー・コルベットZ06のエンジンが納車後84kmの走行で不動に。初採用のフラットプレーンクランクV8には潜在的な問題がある?【動画】

| やはり初モノにはなんらかのリスクが付きまとうようだ |

しかし今回の件は問題なくメーカーの保証にて修理がなされるものと思われる

さて、シボレーはコルベットの最強モデル「Z06」のデリバリーを開始したところですが、このクルマは(アストンマーティン・ヴァルキリーを除くと)自然吸気エンジンとしては市販車最高出力となる679馬力 / 624Nmを発生する5.5リッター・フラットプレーンクランクV8エンジンを搭載していることが最大のトピックかと思います。

ただ、今回はその特徴的なエンジンにトラブルの可能性があるとする動画が公開されており、納車からわずか84km(52マイル)しか走っていないコルベットZ06のエンジンが壊れてしまい、オーナーがその状況を詳しく語る動画を公開することに。

このコルベットZ06のエンジンが壊れたのはまさに「納車直後」

今回この動画をアップしたのはマルコ・ガルシアなる人物で、動画にて公開された一部始終によれば、まず彼は自身の(すでに所有していた)コルベット・スティングレーにてディーラーへと向かい、新しいコルベットZ06の納車を受けることに。

そしてその後、ディーラーのセールスマンの提案により、マルコ・ガルシア氏が新しいコルベットZ06を運転して自宅へと戻り、セールスマンは(マルコ・ガルシア氏が乗ってきた)コルベット・スティングレーを運転してついて行くことに。

Corvette-Z06 (2)

ただ、その際にコルベットZ06のエンジンあたりからはガラガラという音が聞こえていて、そして自宅に到着してコルベット・スティングレーを駐車し、そこからセールスマンをコルベットZ06に乗せてディーラーへと送り届ける際にもこの音が続いていたといいます。

しかしなんとかセールスマンをディーラーに送り届け、そこからまた自宅へと向かう途中に悲劇が起こり、その時の状況は「突如エンジンが停止し、動かなくなった」。

マルコ・ガルシア氏はディーラーを呼んでいったん自宅までコルベットZ06を積車にて運び、翌日にコルベットZ06をディーラーへと改めて運び込むという手配を行いますが、自宅にてエンジンを再始動してみるとやはりガラガラという不吉な音が発生し、さらにはマフラーから白煙を吹いたのだそう。

Corvette-Z06 (3)

現時点ではその原因についてはわからない(調査中である)ものの、マルコ・ガルシア氏はとくに高回転までエンジンを回したわけではないようで、さらにこのコルベットZ06は新車なので、慣らし運転が終わるまでの500マイルは自動的にエンジン回転数の上限が6,500回転に抑えられている、とのこと(その後のレブリミットは8,600回転)。

ある意味ではディーラーのセールスマンがその症状の一部を経験した目撃者なので、問題なく保証にて修理がなされるものと思われますが、シボレーにとっては「幸先がいいとは言えない」トラブルなのかもしれません。

フラットプレーンクランクとはなんぞや

このフラットプレーンクランクとは、V8エンジンにおいて排気干渉を避けるために採用される構造であり、これを採用することで高回転までストレスなく回ったり抜けのいいサウンドを再現できるようになるものの、振動が大きく、その振動が車体に与える影響を無視できないことから「快適性・耐久性」に課題が残るとされ、よって多くのV8エンジン採用の市販車はフラットプレーンクランクではなくクロスプレーンクランクを用いることに(ただしレーシングカーの場合は効率が最優先なので、V8エンジンにはこのフラットプレーンクランクを採用することがほとんどである)。

シボレー・コルベットZ06
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ただ、フェラーリのV8モデルや、メルセデス・ベンツではAMG GTブラックシリーズなど、走りに特化した、そして快適性をあるていど無視できるクルマのみはフラットプレーンクランクを採用しているという状況ですが、シボレーではフラットプレーンクランク採用の前例がなく、そのためネットオークションにてフェラーリのV8エンジンを購入し、それを参考に”振動対策を行った”ことも明かされていますね。

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新型シボレー・コルベットZ06のエンジンが破損した状況を紹介する動画はこちら

https://youtu.be/WsM4IRi8BKg

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参照:Marco POLO!!

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