| フォードGTにマルティニ? |
2020年までにかけて年間250台が生産される(合計で1000台)フォードGTですが、現在のところ様々な個体が目撃されており、納車が順調に進んでいる模様。
基本的なボディカラーに加えてカスタムカラーやストライプが豊富に用意され、「自分だけの」カラーリングを再現できることが特徴ですが、今回Vossenが公開した車体は非常に素晴らしいカラーを持つもの。
「マルティニ」はアルコール飲料メーカー
今回のカスタムは「マルティニ」カラーとなりますが、これがフォード純正オプションなのか、それとも購入後にラッピングしたものであるのかは不明。
後者であれば、このラッピングのために「無地のホワイトをボディカラーに選んだ」ということになり、相当なツワモノの所業と言えそうです。
ただ、マフラーエンド付近に「WARNING」等のコーションマークが入るところを見ると、これらとあわせてマルティニカラーはラッピングにて再現されたと考えるのが妥当かもしれません(純正オプションでコレを用意するとなるとマルティニからの許諾も必要)。
なお画像を公開したのはホイールメーカーのVOSSENだけに、当然ながらホイールは交換済み。
型番はS17-01で、サイズは19から24インチまでを揃え、フォードGTのほかにメルセデスAMG GT、アウディR8、ランボルギーニ・ウラカン、マクラーレン570S/720S、ポルシェ911GT3RSにも対応。
「ロレックス(ROLEX)24時間」とカーナンバー、このカスタムを担当したと思われるショップ(DRIVING EMOTIONS)のロゴも。
ちなみにフォードGTというと「ガルフカラー」を真っ先に連想しますが、これはフォードGTが1967年のル・マン参戦にあたりガルフのスポンサーシップを受けたもので、これがガルフがレースをサポートするようになった「発端」。
その後はアストンマーティン、ポルシェ、マクラーレン等様々なチームをサポートし、「ガルフ・ブルーとオレンジ」がサーキットを彩ることに。
一方のマルティニは1968年にモータースポーツへの関与を始め、その後ポルシェへのサポート(ル・マン)、ブラバムやロータス、フェラーリ、ウィリアムズ(F1)、ランチア(ラリー)、アルファロメオ(DTM)、フォード(BTCC)のスポンサーとしても知られます。
よってフォードとマルティニとは無縁ではないものの、「フォード”GT”」とマルティニ、というのはやっぱり意外。
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