| テスラは「フォードF-150ライトニング(エレクトリックモデル)の受注が開始される」今週に重大発表を行うとしており、もしかしたらサイバートラックの生産開始かも |
イーロン・マスクCEOは実際にフォードF-150ライトニングを強く意識している
さて、米国にてテスラのウエブサイトから「2022年の生産見込み」という文字が消えたとして大きな騒ぎに。
具体的には、これまで「Cybertruck reservation holders will be able to complete their configuration when ”production nears in 2022”(2022年の生産が近づいたら、仕様を決定できるようになる)」だった文言から2022の文字が消え、「as production nears(生産が近づいたら)」という文言に置き換わっています。
ただ、これについては正反対の見解が2つあり、ひとつは「2022年には生産が行われず、2023年以降に持ち越される」というもの。
そしてもうひとつは、「2022年に入ったので2022という文字がなくなり、よって今年の近いうちに生産が開始される」という解釈です。
実際のところはだれにもわからない
なお、この変更については誰もその真実を知らされておらず、テスラからも何の発表もない状態。
ちなみにテスラはすでに広報部門を解体しており、よってテスラの公的な情報は公式ツイッターもしくはイーロン・マスクCEOのツイッターを通じてしか得られないわけですが、こういったウエブサイト上の変更についても(予約者に対してすら)事前や事後の通告はなく、よって日々テスラのサイトをチェックしているマニアが発見して報告する程度となっています。
実際のところ、つい最近も「予告なく」新型テスラ・ロードスターの予約ができなくなっていて、こちらも正確にいつ変更されたのかはまったく不明。
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さらにはサイバートラックのオーダーページから仕様や価格が削除され、シングルモーター仕様を注文できなくなったほか、イーロン・マスクCEOはツイッターにて「4モーターもある」とコメントするなど、サイバートラックに関しては情報が交錯している状態です。
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今週には大きな動きがある?
なお、ウワサレベルではありますが、今週テスラよりサイバートラック、もしくはサイバートラックを製造するテキサス州オースティンのギガファクトリーに関する重要な発表があるといい、これがもしかすると「サイバートラックの生産を開始する」というものなのかもしれません。
テスラというと「生産が遅れる」というイメージがあるものの、モデル3の生産開始は(実際に)あれだけ遅れながら、一方でモデルYの生産は予定よりも早く開始されており、よってサイバートラックが「サプライズ」にて早々に生産開始されるという可能性も残されていて、とにかく「重要な発表」には期待したいところですね。
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ちなみにサイバートラックの市販版と思われるプロトタイプも目撃されており、生産できる体制が整いつつあることも間違いない、とは考えられます。
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テスラのライバルも勢力を拡大中
テスラがサイバートラックの生産を遅らせている間、そのライバルたちは着々とテスラの「包囲網」を固めており、直接のライバルだと言えそうな「リヴィアン(リビアン)」はすでにエレクトリックピックアップ「R1T」の納車を開始。
こちらは高い評価を受けており、”第二のテスラ”として人気化し、発行済株式の時価総額はなんと「GMとほぼ同じレベル」となっています。
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そしてフォードも”鬼のいぬまに”ということなのか、エレクトリックピックアップトラック「F-150ライトニング」の生産を拡大すると発表していて、当初は年間4万台としてた販売計画を倍の8万台へと引き上げ、直近ではさらに倍の「15万台」へと倍増させる計画を発表しています。
これによってフォードの株価は急伸し、逆にテスラの株価は値下がりしていますが、フォードは2021年において「もっとも株価の上昇した自動車メーカー」となっており、テスラの50%、GMの41%に比較してなんと140%もの値上がりを記録することに。
こういった例を見るに、リビアンやフォードが「150万台とも言われる」テスラ・サイバートラックの一角を崩すのではないかと期待されていることがわかり、実際にイーロン・マスクCEOはリビアンR1T、フォードF-150ライトニングの発表時にはこれらを牽制する発言を行っているので、ライバルたちをを強く意識しているのは間違いなさそう。
なお、フォードF-150ライトニングは6日に予約受注が開始されるので、「今週行われる重大発表」もこれにぶつけるものだとも考えられます。
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参照:Teslarati