テスラが自社工場内で「完成後、出荷スペースまで敷地内を移動し、駐車場に整列する様子」を収めた動画が公開。「これで完全自動運転に一歩近づいた」

Image：Tesla

｜　今の段階では、予測不能な一般道での機能は「難しい」　｜

それでも画期的な技術であることには間違いない

さて、テスラが自社工場内にて「完成車が生産ラインを離れ、出荷に使用する積載ドックまでの走行を完全自動運転にて実現させるシステム」を開発したと発表。

つまり工場にて生産が完了した「無人の」車両がそのまま自動にて（1.9km先の）出荷スペースにまで走行してゆくため、工場内で「積車に乗せたり、人間が運転して」車両を移動させる必要がなくなったということを意味しますが、これは先日BMWとミニが工場内にて導入したシステムによく似ています。

テスラは工場内を「自動運転にて」移動する車両の動画を公開

そしてテスラは今回、複数の車両が自動運転にて工場内を移動する動画を公開していますが、まずはスーパーチャージャーにて充電を行ったのちに作業員が車内に入って無人運転機能を起動させ、その後作業員は車を降りて「同じように」次のクルマの無人運転機能を順番にONにしてゆきます。

その後車両はいくつかのジャンクションを通過しつつ、「出荷待ち」駐車スペースに整然と整列する様子を確認可能。

All Teslas are born with FSD – capable of self-driving, directly from the factory https://t.co/L1HohgpRSQ

— Tesla (@Tesla) January 29, 2025

なお、この移動は単なる直線のみではなく、複雑な経路を経ることになりますが、さらには交差点の通過、作業員が運転する構内のクルマや重機とのすれ違いも問題なく処理するほか、道幅が狭い箇所では車両同士が「譲り合いながら」走行する様子も見られ、非常に高度な制御なされていることがわかります。

今回の動画公開に際し、テスラは「完全な無人FSD（フルセルフドライビング）に一歩近づいた」と述べており、たしかに「画期的な」技術であることがわかります。

一方でこの機能は「工場敷地内のみで」有効に動作するそうなので、公道の予測不能な要素（歩行者、信号、他のドライバーなど）には対応していないことには注意が必要です。

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Highlights

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— Tesla (@Tesla) January 29, 2025

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参照：Tesla（X）