米コンシューマーレポートが「オススメの3年落ち中古車リスト」を公開。36台のうち14台がトヨタ、ホンダが8台、マツダは3台、スバルは2台、日産は「ゼロ」

｜　このリストは主に「信頼性」に主眼を置いて作成されている　｜

つまり「リセール」「お買い得」といった要素は考慮されていないものと考えられる

さて、アメリカでは（自動車含む）様々な製品を購入する際の重要な指標だとみなされているコンシューマーレポート。

様々な角度から様々な条件による「オススメ」「買ってはいけない」クルマのリストを公開していますが、今回は「新車登録から3年が経過した（つまり3年落ちの）クルマの信頼性評価」を公開しています。

日本だとちょうど「車検」に該当するが

なお、この3年というのはアメリカにおける平均的なリース期間だそうで、よって新車登録から3年が経過したクルマがドバっと中古市場にあふれてくることも珍しくはなく、よってこの「3年」というのは一つの目安だと説明されています（日本だとちょうど車検に該当する）。

かつ、「3年前のクルマ」というとまだまだ新しく、この数年で極端な革新が（自動車業界に）もたらされていないため、第一線で活躍できる素養を備えていると考えていいのかもしれません。

さらには「1年落ち」の中古車のように相場が高止まりしているわけでもなく、かつ機械的な劣化も少なくメンテナンスコストがさほどかからないはずで、つまりは「中古車としては理想的な選択肢」ということになりそうですね。

そこでコンシューマーレポートが作成した「3年落ちのオススメ中古車」リストを見てみたいと思いますが、リストに挙がった36台のうちなんと14台がトヨタとレクサスで（これは驚きではあるが驚きではない）、さらに現行カローラは（改良の必要性すらないことから）「中古車として最も価値のある車の一つ」、そしてカムリは「賢い中古車の選択」と評されています。

そのほか、ホンダとアキュラからは8モデル、マツダからは3モデル、ヒョンデとキアからは3モデル、スバルからは2モデルがチャートインし、つまるところ36モデルのうち30モデルはアジアのブランドから提供されている、ということに（ここ最近の欧米メディアの報道を見ていると、ヒョンデとキアが日本車と同列に扱われることが多くなってきたようだ）。

そして「アジアのブランドではない」4モデルはBMW（2台）とボルボ、リンカーンとGMC、フォードといった内容となっています。

コンシューマーレポートはこんなクルマを「オススメの中古車」として挙げている

今回コンシューマーレポートがセグメント別に「オススメ」として挙げているのは以下の通りですが、上述の通りメルセデス・ベンツやアウディといったプレミアムカーブランドの姿は見えず、かろうじてBMWがランクインしているくらい。※メルセデス・ベンツはいつも品質評価が低いので、その点においてリストに入っていないのだと思われる

なお、「スポーツカー」にマスタングやGR86が入っていないのはちょっと意外。

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参照：Consumer Reports