| そのうえアウディTTは5秒でエンジンをかけて乗って行かれる |
なにかと話題の「リレーアタック」。
これはスマートキーから発せられる微弱電波をキャッチ後コピーし、その電波をもって難なく狙ったクルマをアンロックしエンジンをかけて盗んでしまう、というもの。
自動車泥棒にとっては、これほど簡単にクルマを盗める方法はなく、スマートキーの普及は泥棒にとって「歓迎すべき状況」なのでしょうね。
ただ、自動車メーカーもこういった現状を看過しているわけではなく、様々な対策を施しているようですが、今回カーメディア「What Car?」がスマートキー(キーレス)装着車を対象に、何秒で盗めるかという実験を行っていますが、その結果はまさに驚くべきもの。
ここでその内容を見てみましょう。
リレーアタックは見た目も「怪しくない」
今回公開された動画を見るに、電波をキャッチする装置も小型化しており、傍から見ても自動車窃盗犯が「怪しまれることなくアンロックする」様子もわかります。
よって「白昼堂々」盗難するというケースも今後増えるのかも。
そして車種ごとのアンロックにかかる時間、乗り出しにかかる時間は下記の通り。
車種 | ロック | 乗り出し |
アウディTT (アドバンストキー無効設定) | 不可能 | 不可能 |
アウディTT (キアドバンストキー有効設定) | 5秒 | 5秒 |
BMW X3 (デジタルキー無効設定) | 不可能 | 不可能 |
BMWX3 (デジタルキー有効設定) | 40秒 | 20秒 |
DCクロスバック | 5秒 | 5秒 |
フォード・フィエスタ (スリーピングキー無効設定) | 不可能 | 不可能 |
フォード・フィエスタ (スリーピングキー無効設定) | 40秒 | 20秒 |
ランドローバー・ディスカバリー | 20秒 | 不可能 |
ランドローバー・ディスカバリースポーツ | 10秒 | 20秒 |
メルセデス・ベンツAクラス (キーレスゴー無効設定) | 不可能 | 不可能 |
メルセデス・ベンツAクラス (キーレスゴー無効設定) | 30秒 | 20秒 |
この結果を見ると、なんとアウディTTは5秒で解錠され、5秒で乗って行かれるということになりますが、動画を見ても「まさに一瞬」。
ただ、キーが電波を発しないように設定すれば解錠も乗り出しも不可能となるようですね。
そして自動車メーカーによっては「電波を発しない」設定方法も様々ですが、その設定が不可能なクルマも。
そういった場合は「電波を遮断する」ポーチにキーを入れるよりもほかはなく、自宅にてキーを保管する場合もやはり電波を遮断する「金属製ケース」にキーを入れておく等の対策が求められます。※リレーアタック防止ポーチは、アマゾンで「スマートキー」「リレーアタック」「ポーチ」「電波遮断」「盗難」「防止」等のキーワードを組み合わせて検索すればたくさん出てくる
VIA:What Car?