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ステランティスが航空機メーカーに!eVTOL機(電動垂直離着陸機)メーカーとの提携を行い2024年から生産開始、最終的には完全に傘下に収めるようだ

2023/01/08

ステランティスが航空機メーカーに!eVTOL機(電動垂直離着陸機)メーカーとの提携を行い2024年から生産開始、最終的には完全に傘下に収めるようだ

| どう考えても運べる人数が少なすぎてビジネスになるとは思えないが |

しかも一回墜落すれば会社そのものが危険にさらされることに

さて、プジョーやシトロエン、ダッジ、ランチア等のブランドを抱えるステランティス。

今回同社はアーチャー・アビエーションなる航空機製造会社とのパートナーシップを大幅に拡大し、電動垂直離着陸機(eVTOL)「ミッドナイト」の生産を拡大すると発表。

なお、このミッドナイトは4人の乗客と1人のパイロットを乗せることができ、航続距離は100マイル(約161km)だとされ、ステランティスによれば「約20マイル(約32km)の短距離を往復し、その間に約10分の充電ができるように最適化されている」とのこと。

ミッドナイトの生産は2024年に開始

今回の契約内容だと、ステランティスが「高度な製造技術や専門知識、経験豊富な人材、資本」を提供するそうですが、ステランティスはアーチャー・アビエーションと協力し、アメリカはジョージア州コビントンに製造施設を立ち上げ、そこで2024年からミッドナイトの生産を開始すると報じられています。

さらに重要なのは、ステランティスの目標が、"アーチャー・アビエーションのeVTOL機を独占的に委託生産すること "で、つまりステランティスは自動車メーカーであると同時に航空機メーカーとしても機能することになりますね。

Stellantis-Vtol (3)

なお、自動車メーカーが航空機分野へと食指を伸ばす例は少なくはなく、すでにホンダは「ホンダジェット」を軌道に載せていて、最近だとトヨタが米ジョビー・アビエーションとのパートナーシップによる航空機を生産する直前だと報道され、韓国ヒョンデもロールスロイスとのパートナーシップ契約を締結し、ポルシェも「空を目指す」と宣言しています。

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最終的にステランティスはアーチャー・アビエーションを買収する意向

なお、ステランティスはアーチャー・アビエーションに最大1億5000万ドルの資本を提供する予定だといい、 アーチャー・アビエーションは「特定の条件を達成した場合のみ」、2023年と2024年にその資金を自由に引き出すことができるもよう。

ステランティスはアーチャー・アビエーションの株式を追加にて取得し、将来的に傘下に収める予定だとも報じられており、ステランティスCEO、カルロス・タバレス氏によると、今回の提携につき「戦略的投資家としてアーチャー・アビエーションとのパートナーシップを深め、持ち株比率を高める計画を立てることは、ステランティスが地上から空まで、持続可能な移動の自由を提供するための境界を押し広げることになるのです」。

ステランティスは「空」へのビジネス拡大のために相当な費用を投資することになるのだと思われますが、、もちろんこれは「将来的に利益を回収できる」と見込んでのことだと思われ、いったいどうやって商業的に成功させるのかにはちょっと興味があるところですね。

Stellantis-Vtol (2)

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