| ランボルギーニ・ウルスの盗難がきっかけとなり、マクラーレン720Sやマセラティ・レヴァンテなどが発見される |
車台番号を打ち替えているところを見ると「常習犯」だと考えていいのかも
さて、アメリカにて「一家が家族ぐるみで高級車の窃盗を繰り返していた」という事件が明るみになってちょっとした話題に。
この事件はテネシー州メンフィスにて発生したもので、くだんの一家が済むコルドバの自宅にて4台の盗難車が発見されたため、母親、父親、息子が逮捕されたと報じられています。
なお、逮捕の決め手となったのは「盗難車のランボルギーニ・ウルスを追跡したところ、この一家の自宅にゆきあたった」からだとされ、捜査令状を取得して家宅捜査を行ったところ、マクラーレン720S含む合計4台の盗難車が発見されたのだそう。
盗難車の車台番号はすべて打ち替えられて保管される
最初に逮捕されたのはこの一家の「息子」であるアンヘル・アリアス・マチャドで、家宅捜査を行っている最中にその両親であるルイス・アリアス・マチャド、そしてアリヤ・クチーノ・マチャドが日産マキシマに乗って現れ、しかしそのマキシマもまた2019年3月にメンフィス国際空港で盗まれたものであることが判明し、しかも車体番号が打ち替えられていたことも明らかに。
さらに事態はそれだけにとどまらず、警察は敷地内で、車体番号が変更され、2022年5月にフロリダ州ハイアリアから盗まれたマクラーレン720Sを見つけることになり、これに加えて2023年3月8日にフロリダ州ミラマーから盗まれたマセラティ・レヴァンテも回収したと伝えられています。
ただ、ここで話が終わらないのが「アメリカ流」で、警察はこの一家の家の中に隠されていた銃火器、弾薬入りマガジン、マリファナ、現金118,860ドルも発見したもよう。
このマチャド家はこういった完成な住宅地にあり・・・。
まさか近隣住人も「そんなことになっていたとは」と驚いているのかもしれません。
両親はその罪を息子になすりつける
なお、アンヘル・アリアス・マチャドの両親は、日産マキシマとマセラティ・レヴァンテは息子から贈られたものであると警察に対して主張しており、罪を息子になすりつけようとしているようで、これまたとんでもない一家ということになりそうですね。
現在(息子である)アンヘル・アリアス・マチャドは、4件の財物窃盗と3件の車体番号変更、5件の危険な銃器所持、車両登録法違反、配布目的でのマリファナ所持にて起訴されていおり、一方で父親のルイス・アリアス・マチャドは2件の財物窃盗と2件の車体番号変更で起訴され、母親であるアリヤ・クチーノ・マチャドは財物窃盗と車体番号変更で起訴されているといい、一家でここまでの罪を重ねる例はそうそうないかもしれません(このニュースを報じる動画は87万回閲覧されており、さすがにアメリカであっても多くの人々が驚いたようだ)。
家族ぐるみの高級車窃盗事件を報じる動画はこちら
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