ランボルギーニ・ウラカン(4WD)はフロントタイヤへの要求が厳しい?
さて、ランボルギーニ・ウラカンのフロントタイヤを交換。
先日アップしたとおり、「摩耗はしていないもののクラックが大きくなっている」ためで、安全のために前もって交換した、ということになります。
なお、このクラックの理由については決定的なものはなく、「左右均等にクラックが入っている」「フロントのみ」というところを考えると、単に「ウラカンはフロントタイヤに負担がかかるクルマなのかも」と考えたり。
ガヤルドに乗っていた頃はここまでのクラックは確認できなかった
以前に乗っていたガヤルドも同じく4WDそしてピレリPゼロを装着していましたが、5年間の所有期間を通じてここまで大きなクラックは入っておらず、やはりこのクラックは「ウラカン特有」かも、と思うことも。
ウラカンの駆動力配分に関してはモードによって「ガヤルドよりもフロント寄り」となることもあり、しかしその逆もあるのですが、決定的な差異は「ガヤルドの場合は、ビスカスカップリングを採用し、基本的に一定の前後駆動力配分である(フロント35:リア65)」ということ、しかしウラカンの場合は「ハルデックス5(トルクベクタリング)を使用し、前後の駆動力配分が状況に応じて0:100~50:50になる」ということ。
そして50:50となるのは高速でのコーナリング時に「フロントタイヤの駆動力で引っ張る」ような場合で、つまり高い負荷がかかる状況においてである、ということですね。
よって、上述の通り「ウラカンはフロントタイヤに対する要求が厳しいのだろう」と考えているのですが、もし後輪駆動モデルのウラカンにおいて「フロントタイヤにクラックが入っていなければ」その推測は正しく、しかし後輪駆動モデルのウラカンにも等しくクラックが入っているのであれば「別の問題」なのかもしれません。
とりあえずタイヤを交換してみた
そんなわけでウラカンタイヤ交換ですが、今回お願いしたのは大阪は箕面にあるFameさん。
家から近く(歩いて行ける)、これまでにも所有してきたクルマのカスタムやチューンをずっとお願いしているということもあり、そしてランボルギーニの顧客も多く、ドレスアップカーも手がけるので「ペイント済みホイール」の扱いにも慣れている、というところが安心です。
なお、ウラカンのジャッキアップポイントは特殊。
経験のあるショップでないとリフトアップは危険かも(タイヤ館ではリスクを考慮しリフトアップを拒否されたことがある)。
もちろんタイヤの銘柄はピレリPゼロ、そしてランボルギーニ認証。
こういったスーパーカーは基本的に「特定のタイヤありき」で開発されているのでタイヤ銘柄は(純正から)変更すべきではなく、そしてタイヤも「認証」を選ぶ必要がある、と考えています。
そして「認証」についてですが、これはそのクルマにあわせた特性を持つように変更されたもので、たとえばランボルギーニ認証タイヤだと、ランボルギーニのサイトには下記の通り記載されています。
OE Pirelliタイヤは、Lamborghiniが唯一公式に認証しているものです。サイドにある特別な「L」のロゴですぐ見分けることができるこのタイヤは、開発に18か月以上もの歳月を要したテクノロジーとテストに於けるLamborghiniとPirelliの密なコラボレーションの成果です。
VIA:Lamborghini
Lamborghini専用に考えられたプロフィールとトレッドのおかげで、 タイヤPirelli "L"は、以下のことを保証いたします。
フロント、及びリアタイヤの大きさに関するトレランス、よってLamborghiniの最適なトラクション。
Pirelliのタイヤ用に開発されたLamborghini アクティブ・ダイナミクス・システムによる、最適なパフォーマンス、最適なハンドリング、ロード及びサーキットでの最高の安全性。
そして、もうひとつぼくがここで思うのは、ぼくがウラカンを購入した時期の認証タイヤと現在の認証タイヤとでは「バージョンが違う(改良されている)」んじゃないか」ということ。
真実はわからないものの、ショルダー部分はちょっと違うように思います(新しいタイヤのほうが丸い)。
もし実際に改良されているのであれば、最新の認証タイヤは「同じように乗っていてもクラックが入りにくい」のかもしれませんが、この推論が正しいかどうかは「時間の経過」を待つしかないのかもしれません。
ともあれ新品のタイヤはやはり気持ちよく、そして安心感も格別。
まずは「慣らし」が必要ですが、いつもながら丁寧に作業してくれたFameさんには感謝。
いつもながらボディとの接触に注意を払ってくれ、ホイールの裏側やブレーキキャリパーも清掃してくれ、以前に付いていたウエイトの跡もしっかり取ってくれています。
なお、車両をリフトアップしてみると、普段見えない部分を見ることができるのはかなり新鮮。
とくにボディ裏側などは「まず普段見ることがない」ために貴重な機会だといえますね。
マフラーエンドの奥も普段見ることがない部分ですが、ぼくはテールパイプの内側を「マットブラック」にペイントしていて、ここも普通のウラカンとちょっと異なるところ(通常はここがシルバー)。
そのほかの画像はFacebookのアルバム「ランボルギーニ・ウラカン タイヤ交換」に保存しています(101枚)。
まだまだウラカンの維持にはお金がかかりそう
今回のタイヤ交換にかかった費用は132000円で、今年交換を予定しているパーツとしてはおそらく「もっとも高価」な部類。
あとはバッテリー交換等が待ち構えていますが、随時費用等はアップしてゆきたいと思います。