| 正直、5年前のボクはフェラーリ博物館の圧倒的展示内容を前にただ立ち尽くすしかなかった |
ただし展示物の意味を理解できなくとも、その美しさを楽しめるのがフェラーリである
さて、今年後半はけっこう忙しく、香港、イタリア、ドバイ、そしてまた香港、もしかするとタイへの訪問が控えているわけですが、この中でのハイライトが「イタリアとドバイ」。
ぼくにとってはコロナ禍を挟んでの5年ぶりの訪問となり、イタリアでは今回「フェラーリとランボルギーニを中心に」訪れることになりそうです。
できればパガーニとマセラティ、アルファロメオにもお邪魔したかったものの(さらにはドイツまで足を伸ばしてポルシェミュージアムも訪れたかったが)、時間的な都合を考えるとそれも難しく、しかしあと2年を待たずしてぼくは仕事をやめて自由の身となる予定なので、そのときにゆっくり行けばいい、とも考えているわけですね。
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フェラーリ博物館は文字通り「宝の山」であった
そこでぼくがいま思うのが「5年前にフェラーリ博物館(ムゼオ・エンツォ・フェラーリ / ムゼオ・フェラーリ・マラネッロ)を訪れたときには何もわかっていなかったな」ということ。
当時のぼくは知識が浅く(いまでも浅いままですが)フェラーリに対する理解が進んでおらず、せっかくの貴重な歴史的資産を目の前にしても「ああそう」としか思っていなかった(あるいはその重要性にまったく気づいていなかった)わけですね。
たとえば、このあたりのスペシャルモデル(スペチアーレ)の重要性については理解しており、それぞれの意味については把握していたものの・・・。
このあたりのレーシングカーの重要性についてはサッパリ理解していないままに訪れていたたというのが偽らざるところ。
ただしこの312Pが現代のデイトナSP3のデザインに影響を与えたり・・・。
250LMが296GTBの元ネタになったことを考慮すると、これらレーシングカーの背景についても把握しておかねばフェラーリを語ることはできない、と考えています。
そういった意味では、前回の訪問はまさに「猫に小判」であり、ぼくはその価値を十分に活かすことができなかったのだとも考えています。
さらにはこの「とんでもなくレアな」トマッシマIIIの価値にも当時は気づいておらず・・・。
黎明初期の職人の仕事に敬意を払わなかったのも反省点。
なお、ぼくは近代のロードカーに興味を奪われがちなので過去のレーシングカーについても(当時は)あまり関心を示しておらず・・・。
しかし近代の812tdfにも繋がる個体もあり、やはり過去のヘリテージにも理解しておかねばならないと考えている次第。
ただしそこから5年、様々な文献に触れ、フェラーリが公開する公式コンテンツを理解することで以前とは段違いの知識を身につけることができ・・・。
その時はまったく気にもとめなかった「3気筒」「2気筒」エンジンの歴史的意味もいまでは十分に理解しています。
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よって今回の訪問では展示物をよりよく理解できるとも考えていて(それでもまだ知識は十分ではないであろう)、その準備を怠りなく進めてゆく所存です(ただしまだまだ、フェラーリの歴史における中心的存在であるF1マシンについては理解が追いついていない)。
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