ぼくはBMW i3の購入を機に、BMWと提携しているダイナース・クラブ・カードに加入しています。
それまでは楽天プレミアムカードを使用していたのですが、そこから乗り換えた形ですね。
なお楽天プレミアムカードを使用していたのは、世界中の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」が使えること、楽天での買い物でポイントが通常より多く貯まることにメリットを感じていたためです。
逆にダイナースに乗り換えたのは、ダイナース・クラブカードそのものがプライオリティ・パスそのものの機能を持っていること、楽天以外での買い物でポイント還元率が高かったり、キャッシュバックがあること(要は楽天プレミアムカードの機能を内包している。楽天市場での買い物におけるポイント還元については、ANAマイレージモールを活用すれば楽天プレミアムカードほどではないものの、けっこう高くなる)。
そのぶん楽天プレミアムカードの年会費10,800円に比べてダイナースカードの年会費は27,000円と安くはありませんが、そのぶん「モトが取れる」内容もあるのですね。
まずダイナース・クラブ・カードでは「車をカードで買える」ということですが、BMW i3をカードで買うと、そのぶんの金額がポイントとして貯まるので、それをキャッシュバックしてもらうことが可能。
これだけで2年分以上の年会費がタダになる計算です。
プライオリティ・パス同様に世界中の空港ラウンジで使えるのは上述のとおりですが、空港の使用が多いぼくにとってはこれは非常にありがたい特典。
かつ、空港駐車場の割引があったり、車を利用しなくても手荷物の宅配が無料だったり(このあたりは楽天プレミアムカードでも選べるが、”いずれかひとつ”等の制限がある。ダイナースは”すべて”活用できて制限がない)、とけっこう便利。
その他ロードサービスや海外旅行中の保険、医療サービスなどは他カードでも充実していますが、ダイナースは他より「ちょっといい」レベル。
ただ、このへんはそもそも使うことがないので、あまりぼくはメリットとして考えてはいません。
その他のメリットとしては「いろいろな招待状が届く」こと。
これはダイナースのサイトに明記されているわけでも、ほかクレジットカード比較サイトに掲載されているわけでもなく、実際にダイナースに加入するまではわからなかったことですが、大手ファッションブランドや百貨店、セレクトショップの限定セールの案内が届いたり、車や船の試乗案内が届いたり(コーンズと提携関係にあると思われ、フェラーリやベントレー、ロールスロイスなどが多い)、ウブロやリシャール・ミルなど高級腕時計の新作発表会や、有名ブランドのファッションショーの招待状が届いたり、というものですね。
これは普通に生活しているとまず体験できないもので、こういった「プライスレス(ほかのカード会社のコピーですが)」なセレブ体験ができるのはダイナースのいいところかもしれない、と思うのですね。
自分自身がファッションショーや新作ジュエリーの発表会に興味がなくとも、女性をそこに連れてゆけばたぶん自分の価値も上がるんじゃなかろうか、ということです。
通常はお金で買えるものではないが、ダイナースの年会費を払えばお金で手に入れることができる、ということになりますね。
なおこれはカードを作る際、ぼくが興味の対象として「ファッション、車、マリンスポーツ」を選択したためにそのジャンルに特化した招待状が届いていると思われ、仮に「グルメ」「ゴルフ」を選択していたら、また違う招待状が届くものと推測できます。
そしてもうひとつ大きな特典は「ダイナースクラブ・エクゼクティブ・ダイニング」。
これはダイナースがピックアップしたレストランにおいて、一人分の料金で二人分の食事ができるというもの(それ以上の人数だと一人分がタダになる、という感じ)。
メニューは専用のコースになるのですが、これは「一人分の料理がケチられる」わけではなく、ちゃんとしたものが出てきます。
どういった仕組みかというと、「料理に自身はあるが、宣伝がうまく行かずにお客さんが来てくれない。どうしたものか」と悩むレストランがダイナースの力を借りて客を誘致する、というもの。
露出が足りないところをダイナースの会員パワーで集客するということですが、まず最初に来てもらう時にレストランはなんらかの特典を用意しないといけないので、それが「一人分タダ」というわけです。
レストランがそのぶん身銭を切ることになりますが、ダイナースの会員だとビジネスでの会食や家族との会食でまた来てくれる可能性が高いということで、身銭を切ってでも次に繋げたい、固定客を獲得したいと考えるレストランがこのプログラムに参加しているので、それなりの味自慢であったり店の格に自信があるところが多いですね。
そして初回でコケると次にきてくれないので、逆に初回はけっこう張り切って料理を出す、という構図となっています。
ダイナースクラブ・エクゼクティブ・ダイニングにはこういったレストランが多数登録しており、そこを利用すると「けっこういいものが一人分タダで食べられる」わけですね。
誰しも年に数回は重要な場面があるかと思われ、その数回でこれを利用すれば完全に年会費分のモトは取れる計算です。
ちなみにBMWダイナースカードのポイント還元率はBMWディーラーでの使用だと1%、その他だと0.5%。
通常のダイナースカードだとポイント還元率が0.4%なので、なぜか0.1%還元率が高くなっています。
ほかの特典だと提携レストランでの食事代金が安くなることがある、ウエルカムドリンクなどサービスがある、帝国ホテルやリッツカールトン、ニューオータニなど一流ホテルでの割引サービスがある、ゴルフ場や料亭、有名レストランなど一見さんでは予約が取れないところでも予約が取れる、というものがありますが、これらは使ったことがありません。
なおダイナースは世界最初のクレジットカードであり限度額の制限がなく、ステータス性が高いとされていますが、ぼくとしてはステータスが高いと感じる場面に出会ったことはありません。
むしろ「使えないところがけっこうある」「VISAやほかカード会社と同じように電子端末で処理できずサインが必要な場合がほとんど」など不便のほうが多い模様。
レジでバイトの女の子さんが端末にダイナースカードを通し、「このカード使えないんですけどー」、とまるでぼくがブラックリスト対象者のように見られることもあり、ここはステータスを感じるどころか逆にぼくをカードが貶めているとも言える状況ですね。
しかしながら上述の特典を考えると、総合して「モトを取りやすい」カードなんじゃないかと考えています。
まとめると下記の通りで、ぼくはダイナースにけっこう価値を見出していて、このまま継続利用を考えています。
1.BMWを買うならBMWダイナースをつくったほうがいい(キャッシュバックを受けてすぐに解約してもいい)
2.色々な招待状はかなりプレミアム感がある(通常よりもモノを安く買える場合があり、それだけでモトが取れる場合も。またフェラーリやロールスロイス、クルーザーにもタダで乗れるわけで)
3.ポイントがキャッシュバックされる(通常のカードはポイント交換など。ダイナースは0.5%と還元率は低くとも、ポイントが現金と同じ扱いになる)
4.エクゼクティブ・ダイニングは有用。年に2-3回利用すれば回避のモトが取れる
関連投稿:限度額無制限。車も購入できる「BMWダイナース・カード」
BMW i3購入時に加入を薦められた、「BMWダイナース・カード」。
年会費が25000円くらいかかるとのことで、「別にいらない」と思ったのですが、内容を聞いて見ると、なんと限度額無制限で、車もカード払いで購入できる、とのこと。
さらにはBMWでの買い物であれば、100円=1ポイントとしてキャッシュバックが可能。
つまりですよ、このカードに年会費25000円を払って600万円のi3を購入すると(EV購入補助金は購入後に補填されるので、先に総額を支払う必要がある)、6万ポイント=6万円のキャッシュバックがある、ということですね。
年会費を引いても35000円のキャッシュバックがある、ということです。
かつ、カード払いなので、請求は最短でも1ヶ月程度は後に。
支払いは納車時になるとのことですが、4月中旬にカードを切れば、4月末に締め、5月25日くらいに支払い、ということですよね。
運がよければ購入額の引き落としまでに補助金が交付される可能性もあり(これははっきりしない。人によっては1ヶ月、4ヶ月かかった人もいる)、”立替え”が発生しない可能性があるわけです。
カードで車が買える、というのにも驚きですが、車を買ったポイントを返してくれる、というのもかなりな衝撃。
なお、関空JPパーキング(空港からちょっと離れている?)は条件付で無料、他にもリッツ・カールトンや帝国ホテル等での優待サービス、空港からの荷物の無料発送など、カード各社のゴールド~プラチナあたりに相当するサービスが付随するようです。
とりあえず入会してi3の購入代金を支払い、1年経過する(次回の会費が請求される前に)前に退会しようと計画中。