ヴァンキッシュ・ザガート・ファミリーの「4番目」が登場
アストンマーティンが「ヴァンキッシュ・ザガート・シューティングブレーク(Vanquish Zagato Shooting Brake)」の画像と情報を公開。
ヴァンキッシュ・ザガートは「4種類」発売されることが決まっており、このシューティングブレークの他にはヴァンキッシュ・ザガート・クーペ、ヴァンキッシュ・ザガート・ヴォランテ、ヴァンキッシュ・ザガート・スピードスター。
ヴァンキッシュ・ザガート・クーペは99台限定で8000万円、このオープン版「ヴォランテ」も99台限定/8600万円。
一方でヴァンキッシュ・ザガート・スピードスターはその希少性を維持するためか限定台数は28台と極端に少なく、価格も1億7000万円とかなり高価。
↓こちらが今までに発表されたヴァンキッシュ・ザガート・ファミリー
アストンマーティンがヴァンキッシュ・ザガート「スピードスター」発表。なおワゴンボディも追加
アストンマーティンがヴァンキッシュ・ザガート”スピードスター”発売のウワサ。28台限定、1億7000万円
【まとめ】99台限定、8000万円のアストンマーティン・ヴァンキッシュ・ザガート。その画像や情報など
ヴィラ・デステでの実車画像。アストンマーティン・ザガート、BMW 2002オマージュ、ブガッティVGT
今回の「ヴァンキッシュ・ザガート・シューティングブレーク」について、ルーフはヴィジブルカーボン製。
ザガートの特徴である、ルーフ上のふたつのコブ「ダブルバブルルーフ」も再現されているように見えますね。
「2ドアワゴン」ということではフェラーリGTC4ルッソとの類似性がありますが、おそらくヴァンキッシュ・ザガート・シューティングブレークの価格は「億」を超えると思われ、その意味では直接の競合ということにはならないと思われます。
「ザガート」とは?
なお「ザガート」はイタリアのカロッツェリア(デザインや少量生産車の架装を行う)で、現在は”SZデザイン”と名を改めて活動中。
これまでもアストンマーティンのほか、アルファロメオ、フェラーリ、ベントレー、ランボルギーニ、トヨタ、日産(オーテック)などとコラボレーションを行い、様々な車を発表しています。
ザガートがヴィジョン・グランツーリスモ公開予定。過去には日産やトヨタとのコラボモデルも存在
アフリカ×ザガート。10台のみ生産の超希少車「Z-One」が中古にて販売中
こんなコンセプトカーもあった。時代を感じさせるフェラーリ・フォーミュラ・ザガート93
ランボルギーニ・ガヤルドをベースに、ザガートがコンセプトカー「Lamborghini 5-95 Zagato」を発表世界にわずか9台のみ、ベントレー・コンチネンタル「GTZ」販売中。なお価格は「ASK」
「シューティングブレーク」とは?
簡単に言うと「ワゴン」ですが、狩猟に使用された馬車(獲物を運んだ)の名称に由来しており、現代ではスポーツカー風の”スタイリッシュなワゴン”を指すことが多く、「単に荷物を運ぶための」ワゴンではなくて狩猟という「スポーツ」のための車、という意味合いがあるようです(商用や実用車ではなく、趣味性が高い)。
なおフランスの自動車メーカーはワゴンボディを指して「ブレーク」と呼ぶことがありますね。
加えて「ワゴン」はどうしても世帯っぽいイメージがあり、ポルシェだと「スポーツツーリスモ」、アウディだと「アバント」といった、自社独自の呼称を用いることも。
BMWはワゴンボディを「ツーリング」と呼んでいるものの、メルセデス・ベンツの場合は「ステーションワゴン」という呼称を用いており、各社で表現の異なるボディ形状だと言えます。