| なかなかに有用なシステムであるように思われ、すでにマクラーレン・アルトゥーラはこれを採用済み |
安全性を考慮するに、おそらく将来のクルマはいずれこのシステムを採用することになるだろう
さて、アストンマーティンは今後5年に渡る計画を発表しており、そのうちのひとつが「今後数年間で4台のEVを発売する」というもの。
そしてその最初の1台は2025年に登場することになりますが、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて行われたメディア向けのカンファレンスにて、「最初の電気自動車にピレリのサイバータイヤシステムを採用する」と発表することに。
ピレリ「サイバータイヤ」とはなんぞや
この発表はアストンマーティンのチーフ・テクニカル・オフィサー、ロベルト・フェデリ氏によって行われたもので、サイバー・タイヤは車両のコンピューターと通信するセンサーを備えており、タイヤから発せられる情報によって(車両では)タイヤの種類はもちろん、冬用か夏用か、推奨空気圧、ロードインデックス、定格速度などを把握することが可能。
さらにこのシステムを通じて摩耗の度合い、温度、グリップやスリップ、タイヤにかかる負荷などをモニターすることが可能となります。
このサイバータイヤを採用する自動車メーカーがどのようにこの技術を導入するかにもよりますが、車両側ではこの情報を使ってサスペンションの設定、エレクトロニック・スタビリティ・コントロールのパラメーター、ブレーキアシストなどを調整することが可能に。
ピレリによれば、「このシステムは通常では得られないデータを車両に提供することが可能になる」といい、たしかに上記の情報を入手できるとなると、路面の状況やタイヤの温度等を反映したドライビングアシストが可能になるものと思われ、より安全なドライビングが可能となることは間違いなさそうです。※もしかするとこれによって認証タイヤしか装着ができなくなる可能性も(非認証タイヤだと車両側にエラーが出たりするのかもしれない)
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なお、すでにこのシステムを取り入れているクルマとしてはマクラーレン・アルトゥーラ、そしてロータス・エヴァイヤがあるといい、ピレリはさらに他の車両やインフラとネットワーク化できるサイバー・タイヤの開発にも取り組んでいるとされ、この技術を使用すれば路面に関する情報を他の車両と共有でき、かつインフラはら発せられる情報も取り入れることが可能になるわけですね。
一方、ちょっと不思議なのは長年ピレリとのパートナーシップ契約を継続してきたランボルギーニがピレリとの関係性を薄めつつあるということ。
そのっ理由は明かされていないものの、ピレリの進む方向性とランボルギーニの考える方向性とに不一致が生じたのかもしれません。
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アストンマーティンはここ数年で大きな変化を見せる
このほかアストンマーティンはエレクトリックパワートレーンについて米ルシードと提携を結び、コンポーネントの供給を受けるほか、将来的にはシステムそのものを共同開発する可能性を示唆しており・・・。
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さらには内装パーツやエアコン関連については中国の吉利汽車から調達を行うことも発表済み。
よって今後のアストンマーティンは今までとは異なる動きを見せるということになり、これから発表されるニューモデル以降、順次それらが採用されてゆくということになりそうですね。
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