文字盤に使用されるのは「アストンマーティンの実車に使用される塗料」。ジラール・ペルゴが319万円の「ロレアート クロノグラフ アストンマーティン エディション」を発売

Image：Girard-Perregaux

｜　この塗料は15層の塗膜を持つ「カラーシフト塗装」である　｜

グリーンの中に「オレンジ」がほのかに見え隠れする色味を持っている

さて、数年前からアストンマーティンとジラール・ペルゴとはパートナーシップ関係にありますが、今回は両者のコラボ腕時計最新モデル「ロレアート クロノグラフ アストンマーティン エディション」が登場。

ケース直径は42ミリ、ケースとブレスレットの素材にはグレード5のチタンを採用、ムーブメントにはパワーリザーブ46時間のGP03300を用いており、その価格は3,190,000円に設定されています。

なお、この素材やムーブメント、そしてとくに宝飾がなされているわけではないことを考慮するに、非常に高価な腕時計ということになりますが、その価格にはそれなりの理由があるもよう。

ジラール・ペルゴ ロレアート クロノグラフ アストンマーティン エディションはこんな腕時計

そこでこのロレアート クロノグラフ アストンマーティン エディションを見てみると、チタン製のケース/ブレスレット、リュウズやプッシュボタンには巧みな面取りとポリッシュが施され、ここはジラール・ペルゴの技術力の高さを垣間見ることができる部分です。

Image：Girard-Perregaux

ただ、この腕時計の真骨頂はその文字盤にあり、このダイヤルを彩るのは「実際にアストンマーティンのスポーツカーに使用される塗料」。

ジラール・ペルゴは「感動をオーナーにもたらす腕時計」を作りたかったといい、そのために用いられたのがこのカラーシフト塗装。

Image：Girard-Perregaux

アストンマーティンらしいグリーンをベースにしつつも見る角度によって色味が変わって見える「あの」特殊な塗装ですが、これを再現するためには14もの工程が必要となり、その塗膜はなんと15層、そしてその過程では2回の加熱処理を施す必要があるのだそう。

Image：Girard-Perregaux

ざっと見たところ、「ヴァラー」発表時のイメージカラーに近く、グリーンの中にオレンジが影を潜めるという色味を持つようですね。

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ちなみに時針や分針は”アストンマーティンの車両に装着されるグリル”にインスパイアされた専用デザインで、これまでにリリースされた「アストンマーティンとジラール・ペルゴとのコラボモデル」に通じる仕様を持っています。

ケースバックはスケルトン、ムーブメントにはジラール・ペルゴならではの精緻な加工が見られ、様々な装飾が用いられるほか、裏蓋そのもののフィニッシュも美しく（サファイアクリスタルにはアストンマーティンのウイングエンブレムも見られる）、あらゆる角度から見て楽しめる腕時計ではないかと考えています。

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参照：Girard-Perregaux