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新型ジャガーF-Type正式発表!新しい顔を手に入れ、低くワイドに、そしてセクシーに。エンジン始動時用「クワイエットモード」も装備し隣人にも配慮

2019/12/03

| ボクはもっとジャガーF-Typeの良さを知ってほしい |

発表を目前にその姿が流出することになってしまったジャガーF-Typeですが、ついにその姿そして詳細が正式公開に。
デザイン的にはリークされたとおりではあるものの、様々な角度からの画像が公表されており、思っていたよりも「印象が変わった」という感じ。

なお、ジャガーF-Typeは、ぼくがもっとも高く評価している(そして世間的には過小評価されている)スポーツカーの一つ。
その美点をあげればキリがありませんが、優美なスタイル、強烈なパフォーマンス、刺激的なサウンド、タイトなコクピットなど、およそスポーツカーに求めうる要件が高いレベルで実現されたクルマだと思います。

ただ、その割にメジャーにはなれず、これはひとえに販売拠点の少なさ、商品と人とのマッチングの機会が少ないからなのかもしれません(つまり、もっと知られればもっと売れると考えている)。

ちなみに今までぼくが購入に至っていないのはちょっと大きめのそのサイズ(全長4,480ミリ、全幅1,925ミリ)。
ぼくの使用環境だと日常的に乗ってゆく場所に「入りにくい」ので、なかなか購入できずにいるわけですね。

参考までに、ジャガーF-Type日本導入時のキャッチコピーは「ドイツもこいつも、刺激が足りない」。
つまりドイツ車は面白くないということを暗にほのめかしているわけですが、実際にジャガーF-Typeは「紳士的な英国」というイメージとは裏腹に、まさに”刺激に溢れたクルマ”だと認識しています。

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新型ジャガーF-Typeクーペ/コンバーチブルはこう変わった

今回の新型ジャガーF-Typeは「初」のフェイスリフト(マイナーチェンジ)版ということになりますが、見た目の印象がぐっとシャープに、そしてロー&ワイドに。
その主な要因はやはり「縦型」から「横型」となったヘッドライトですが、これに加えて大きくなったフロントグリル、立体的でダイナミックなブロックを持つグリル内部、ヘッドライトとともに「吊り上がった」形状を持つフロントサイドのインテークなどが挙げられます。

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これらの変更に加え、フロントセクションだとクラムシェルボンネット、フェンダーベントのデザインが変更され、より「現代的」な雰囲気に。

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ホイールも新デザインの20インチへ。
なお、ジャガーF-Typeはフロントエンジンレイアウトを採用する2シーター。
リアシートを削ることでコクピットを可能な限り後ろの方へと移動させることができるようになっていて、さらにはAピラーの付け根もかなり後ろに。
これはFR、かつ一定のボディサイズがあって、しかも割り切ったクルマでないとできないデザインでもあり、現在こういったレイアウトを持つのはほかにはメルセデスAMG GTくらいだろう、と考えています。

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こちらは新型Fタイプ・コンバーチブル。
Aピラーが後退しているのにあわせ、ドアもミドシップスポーツに比較すると短いのが特徴。
この「ドアが短い」というのはなかなかに優れている点で、幅の大きなクルマを狭い場所で乗り降りするには大変便利であり、かつドアの重量自体も軽いので、乗り込む際にも「ライトウエイトスポーツに今から乗る」という気分を楽しめます(しかもF-Typeのドアは天地=上下幅も小さい)。

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リアだとテールランプ下部の「半円」が逆台形に、そしてテールパイプがセンター出しから左右出しへ。
メインとなるエンジンバリエーションは2リッター4気筒(300PS/1-100km/h加速5.4秒、最高速度250km/h)、5リッターV8(450PS/0-100km/h加速4.4秒、最高速度285km/h)の二本が発表されており、3リッターエンジンは北米ほか特定マーケットにのみ設定されるようですね(日本ではこれが継続されるのかどうか不明)。
なお、F-Type Rだと575PSを誇り、0-100km/h加速3.5秒、最高速度は299km/h。

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ヘッドライトは「ピクセルLEDスーパースリム」。

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テールランプ内部には、ヘッドライト内部とも共通する「H」文字のような刻印が見られます。

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新型ジャガーF-Typeのインテリアはこうなっている

そしてこちらは新型ジャガーF-Typeのインテリア。
従来と大きくは変わらないものの、モノグラムステッチ入りのライトウエイト・スリムライン・シート、12.3インチ液晶メーターパネルが採用に。
ちなみにセンタートンネルはかなり高く、コンソール形状も相まって「囲まれ感」が強いのもF-Typeの特徴。
さらにAピラーの位置が後ろにセットバックされているのでフロントグラスの位置がドライバーに近く、これもまた英国的かつ伝統的な軽量スポーツカーに乗っているという印象を受けることになります(このあたり、やはりジャガーはよくわかっている)。

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インフォテイメントシステムも最新のものへと改められ、アンドロイドオート、アップルカープレイにも対応。
そしてインフォテイメントシステムのソフトウェアはディーラーに行かずともネット経由でアップデートが可能となっています。

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そのほか、エンジンスタート時にはサウンドを最小にできる「クワイエットモード」が装備され、これで隣人の苦情を気にする必要もなくなったというワケですね。

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これに伴いエキゾーストシステムのフラップは「電気的に」開閉できるように。
テールパイプの内側にもパンチング加工が施され、マットブラックにペイントされています(個々がマットブラックではなく金属色だと、妙に安っぽい。やはりジャガーはそういったところをよく理解している)。

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現時点で日本への導入時期や導入グレード、価格設定については不明ですが、イギリス本国では54,060ポンド(約765万円)からのスタート、とのこと。※現在、日本でもっとも安価なジャガーF-Typeは2リッター、P300の794万円

VIA:Jaguar

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