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日本国内の中古市場にマクラーレンのハイパーカー「エルバ」登場!現在売り物件は1台のみ、価格は「応談」。珍しい付属品の画像も

2022/09/15

日本国内の中古市場にマクラーレンのハイパーカー「エルバ」登場!現在売り物件は1台のみ、価格は「応談」。珍しい付属品の画像も

| 内外装のカラーコンビネーションがシックでタイムレス、けっこう価値が上がりそうな色合いを持っている |

トノカバーが付属しているのは今回始めて知った

さて、非常にレアなマクラーレンのハイパーカー「エルバ」がカーセンサーに登場(情報提供ありがとうございます)。

エルバはセナやスピードテールと同じく、マクラーレンが「アルティメットシリーズ」と定義するハイパーカーで、当初399台の限定販売を予定したものの、「顧客から、こういったクルマの販売台数はもっと絞るべきだ」という提案を受けてまずは249台に、そして最終的には149台へと台数が絞られて販売されています。

なお、実際には顧客の提案というよりも「注文が入らなかった」というのがこの限定台数縮小の実情だと考えていますが、その注文が入らなかった理由のひとつは「フロントスクリーンがなかった」ためかもしれません(きっとそうだ)。

マクラーレンはオプションでフロントスクリーンを提案していたが

そしてマクラーレンとしては、「フロントスクリーンがないと乗れない・・・」という顧客が出てくること、そしてフロントスクリーンがないと登録できない国や地域のためにオプションにてフロントスクリーンを用意していますが、未だこれを装着した車両はYoutube上、オークション上でも見たことがなく、よってこれを実際に装着したオーナーはほとんどいなかったのかもしれません(実用的ではあるが、重量が20kg増加し、美観が損なわれるので、エンスージアストとしては敬遠したいのかもしれない)。

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それはともかくとして、結果的に台数が少なくなったことがエルバの価値を押し上げたことは間違いなく、マクラーレンは新車販売時に(399台分の)エルバの利益を得ることはできなかったものの、エルバの二次流通価格が高騰することでブランド価値を上げることができ、これにより「回り回って」間接的に利益を獲ることができると考えることも可能です。※新車時に販売が思うようにゆかず登録台数が少なくとどまり、しかしそれが希少性を生み出すというのは「不人気車あるある」でもある

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今回市場に出てきたマクラーレン・エルバはこんな仕様を持っている

そして今回カーセンサーに登場したマクラーレン・エルバですが、走行距離は46km、価格は「ASK」。

詳細について多くは記されていないものの、ボディカラーはブレードシルバー、ホイールは数段トーンの暗いメタリックグレー(マット)を持つもよう。

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このカラーコンビネーションのおかげでモノトーン調に見え、非常にシックでタイムレスな印象も。

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オープンカーのドアを開いた場合、車体の前後をつなぐのは「フロアだけ」となってしまい、いつも思うのが「強度的に大丈夫か・・・」ということ。

もちろん大丈夫なのでちゃんと発売できているわけですが、マクラーレンの場合は頑強なカーボンモノコックシャシー(カーボンモノセル)がベースとなっており、サイドシルが(他のオープンカーに比べて)かなり高く、そのぶん頑強にできていて、その剛性の高さはマクラーレンいわく「オープン化に際しても、補強の必要がない」のだそう。※ほかのオープンカーだと、薄いフロアのみで前後セクションを支えることになり、かなり不安になったりする

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テールランプ、そしてリヤまわりはアルトゥーラにも通じるデザイン。

ちなみにナンバープレートがついているので「(フロントスクリーンなしでも)合法」に登録できるということになりますが、日本は車検が厳しい割に意外といろいろなものが認可されていて、この「フロントスクリーンなし」に加え、(ちょっとだけですが)ハミタイ、サイドマフラー、デジタルミラー(インテリア、サイドとも)、そしてそもそも左右どちらのハンドルでも登録できるという自由性も。

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フロントには乗員へ当たる風を最小限にとどめる「AAMS(アクティブ・エア・マネージメント・システム)」。

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インテリアはブラウンとブラックのツートーン仕様ですが、シートは「上下で」カラーが分かれるという珍しいカラーコンビネーション(ブラック部分にはブラウンのパイピングが配されるというオシャレスペック)。

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シート生地にはアルカンターラが用いられているようですね。

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ステアリングホイールはアルカンターラにマット仕上げのカーボンファイバー。

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メーターフードもマット仕上げのカーボンファイバー。

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センタートンネルの外側はボディカラー同色、センターはホイールカラー同色仕上げ?

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マクラーレン・エルバにはこんな付属品も

そして今回販売されているマクラーレン・エルバを紹介する画像にはいくつか興味深いものがあり、こちらはキー。

ドライカーボンのように見え、「Elva」の文字が確認できますね(ほかのマクラーレンだとウェットカーボン、もしくは塗装された樹脂が採用される場合が多い)。

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こちらは走行に不可欠なヘルメット。

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エルバのシルエットがエンボス加工された専用バッグに・・・。

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急な天候変化やちょっとした駐車の際に使用すると思われるトノカバー(はじめて見た)。

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こちらはシートカバー(シートベルトのバックルを露出させる穴があるところを見ると、保管時に使用するものではなく、雨などからシートを守るために使用するようだ)。

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これは保管用のボディカバーですね。

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ちなみにこのショップは「Segunda Casa」というそうですが、「オーナーのプライベートコレクション」として紹介されているポルシェたちがレアすぎるとぼくの中で話題に。

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総額で軽く数億円(もっと)に達しそうだ・・・。

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参照:カーセンサー

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