| 「ミニがエレクトリック版ジョンクーパーワークスGP発売」というのは数日前に報道されたばかり |
つい先日、「ミニがエレクトリック(EV/電気自動車)版ジョンクーパーワークスGPを2022年に発売」という報道がなされたところではあるものの、その数日後になんとそのエレクトリック版と見られるミニJCW GPの試作車が目撃されることに。
これがなぜエレクトリック版とわかるのかということですが、フロントグリルが「全閉」そしてリアだとテールパイプが存在しないため。
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見たところすぐに発売できそうだが
そしてスパイフォトを見るに、テールパイプのあった場所が空洞になっている他はすぐにでも発売できそうなクオリティを持っており、報道された「2022年」よりも早く発売されるのかも。
なお、現在ミニが発売しているミニクーパーS Eはフロントに181馬力を発生するモーターを搭載し前輪を駆動しますが、おそらくエレクトリック版JCW GPもこれと同じレイアウトを採用するのだと思われ、しかし出力はJCWの名に相応しくガツンと上げられることになりそうですね。
ちなみにミニは2023年から中国にてエレクトリックモデルを生産すると言われており、これは中国現地の合弁相手、長城汽車との合弁企業にて行う予定。
ただ、今回噂となっているエレクトリック版ミニJCW GPについては、その時期からして中国版エレクトリックミニではなく、英国で生産されるミニクーパーS Eをベースにすると考えられます。
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中国生産のミニはどんなクルマに?
そこで気になるのは現在のミニクーパーS Eと、中国で生産されるエレクトリックミニは同一なのか、それとも異なるのか。
ぼくとしては「全く違うクルマだろう」と考えていて、というのもミニクーパーS Eにも採用されている現行ミニのプラットフォームはコストが高いと言われているため。
よってBMWとしては製造原価引き下げのため、長城汽車との共同開発によってEV専用の安価なプラットフォームを開発してそれを利用するだろう、と考えています。
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そうなるとミニは「英国産のエレクトリックミニ」と「中国産のエレクトリックミニ」とを区別する必要が出てくるものと思われ、中国版のエレクトリックミニはかねてよりウワサの「ロケットマン」の市販版となるのかもしれませんね。
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参照:CARSCOOPS