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【動画】100年前のロールス・ロイス・シルヴァーゴースト9台が「110年前に開催された」公道レースと同じルートを走る!今でも600キロ以上を走ることができるのはまさに驚き

2021/09/29

100年前のロールス・ロイス・シルヴァーシャドウ9台が「110年前に開催された」公道レースと同じルートを走る!今でも600キロ以上を走ることができるのはまさに驚き

| さすがは高い耐久性を誇るロールスロイス |

しかも実走できるシルヴァーシャドウがこれだけ存在するとは

さて、ロールスロイスは1911年、つまり110年前のロンドン・エディンバラ間トライアルにおいて、シルヴァーゴーストを用いて平均速度19.59mph(31.5km/h)で往復799マイル(1,286km)を走破するという「当時としては驚異的な」記録を達成し優勝しています。

シルヴァーゴーストはその後のテストにおいても時速78.2マイル(125.8km)を記録しており、さらにその後にはロールス・ロイスのクルマとして初めて100mph(160.9km/h)を超えたといい、ロールスロイスの名声を一気に高め、そして現在でも「ロールスロイスではもっとも有名なクルマ」。

実際の所、ロールス・ロイスのコーポレートリレーションズの責任者であるアンドリュー・ボール氏は「スピード、信頼性、耐久性を競った初期の試験で成功を収めたことにより、ロールス・ロイスは "世界最高の車 "という評判を得ることができ、これによってシルヴァーゴーストは、ロールスロイスの中でも最も有名なモデルなったのです」とコメントしています。

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初代ロールスロイス・シルヴァーゴーストはこんなクルマ

参考までに、(初期の)初代ロールスロイス・シルヴァーゴースト。

正式な車名は馬力をあらわす「40/50HP」で、先進性よりも「既存技術」に磨きをかけ、高い精度で製造されたクルマだとされています。

そのため製造には多大なコストがかかり、現行モデル同様に「非常に高価」であったようですが、上述のロンドン・エディンバラ間トライアル等各種レースでの勝利によって、その性能と耐久性が証明されるにあたって大きな人気を得ることに。

生産は1906-1925年、総生産台数はシリーズ全体で6,173台とされています。

なお、車名が「40/50HP」なのにシルヴァーゴーストと呼ばれるようになったのは理由があり、当時のロールスロイスの試作車はシルバーにペイントされる習慣があったこと、そしてその車体でレースに参加した際に「あまりのエンジン音の静かさのため」そこにいないようだ、つまり幽霊(ゴースト)のようだと言われたことがルーツだとされています。

100年前のクルマで110年前の同じコースを走る

そして今回、ロールスロイスは9台の初代シルヴァーゴーストを連ね、1911年にトライアルを開催したロンドンからエジンバラまでを走破することに。

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当時は自動車メーカーから車体とエンジンを購入し、その上にボディを架装することが一般的であったといいますが、実際にそれぞれのシルヴァーゴーストの仕様は少しづつ異なるようですね。

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当時と同じように午前6時にロンドンを出発し、当時と同じコースを脳な限り忠実に再現しながらほぼ1日をかけて走り抜けたとされ、100年前のクルマがそれだけの距離をずっと走り続けることができるというのは驚き以外のなにものでもありません。

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その後はロールス・ロイス・モーター・カーズ・エディンバラにて盛大なレセプションが行われたとのことですが、この旅には「テンペスト・グレー」の新型ゴーストも同行した、とのこと。

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ちなみにロールスロイスは2018年にゴーストに「シルヴァー・ゴースト・エディション」を35台のみ限定販売したことも。

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参考までに、ロールスロイスのエンジンはかねてより信頼性が高く、はじめて航空機用エンジンとして「大西洋無着陸飛行」を成功させたこともよく知られています(現在、航空機部門は別会社となっている)。

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参照:Rolls-Royce Motor Cars

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