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ブガッティ「先行き不透明な現在の状況でも、全く受注は衰えない。むしろ逆」。実際にブガッティでは2025年の生産分まですべて「完売」、やはり超高級品は不況に強い

2022/08/29

ブガッティ

| たしかに昔から超高級品はどんなに不況になっても売れ行きが落ちないというが |

ブガッティ・リマックは自動運転技術も開発中

さて、世界でもっとも高価な部類のクルマを販売するブガッティ。

現在はリマックとの合弁にてブガッティ・リマックなる新しい会社を立ち上げていますが(これまでのブガッティも存続している)、そのCEOであるメイト・リマック氏によれば、現在の世界的に(経済情勢が)不透明な状況であってもブガッティの顧客が購入をためらったりする予兆はないといい、つまり「以前と変わらずに売れている」ということに。

やはり通説通り、世の中のお金持ちは「不況時であってもそのベースが揺らぐことはない」と証明されたということになりそうです。

ブガッティは2025年生産分まですっと完売

されらにブガッティCEO、メイト・リマック氏は「今のところ、減速は見られません。全く逆です。ブガッティでは、2025年までずっと売り切れが続きます」。

なお、ブガッティはヴェイロンの限定台数(450台)を売り切るのに約10年を要していますが、その後継モデルであるシロンの限定台数(500台)を完売するのにその半分しか時間を要しておらず、さらにはシロンのほかにもチェントディエチ、ディーヴォといったモデルも追加で販売しています。

さらに今回はW16ミストラルを発売していますが、こちらの限定台数「99台」もすでに完売しているので、その販売ペースは日増しに速くなっていると考えることも可能です。

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加えて、その車両価格はヴェイロン時代に比べるとシロンでは2倍、限定モデルになると3倍、4倍といったものも存在し、この勢いたるや「恐るべし」といったところ。

参考までに、その注文の大半は北米だといい、やはりアメリカは景気がいいなあ、といった感じですね。

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ブガッティ・リマックにはこのほか大きな収入源も

なお、ブガッティ・リマックの収入源はブガッティのクルマのみではなくリマック経由のコンサルタント収入も大きいとされ、となるとこれまでのリマックの収益はこちらへ移行したと考えて良さそう(ブガッティ・リマックの下にこれまでのリマックやブガッティ、それらの子会社が位置するようだ)。

メイト・リマック氏によると、ブガッティ・リマックにおける最大の稼ぎ頭は、アストンマーティン、ポルシェ、ヒョンデなどの大手自動車メーカーにバッテリーやEVの技術を販売しているリマック・テクノロジー社だといい、このリマック・テクノロジーは約1,000人の従業員を抱え、現在自動運転技術「ロボットタクシー」を開発している、とのこと。

リマックが最新の「46ミリバッテリーセル」を使用しバッテリーパック内の容積率を75%にまで改善することを目指すとの報道。なおテスラは64%、ポルシェは63%

そしてこの技術が完成すればさらに多くの自動車メーカーへとこの技術を供与することで収入を得るということになりそうですね。

さらにメイト・リマック氏は「今後の大きな問題は、自動車の販売が減少することだ」と考えており、今後クルマが電動化されるようになれば、大多数の人々は”A地点からB地点まで移動するより便利で安全な選択肢”として公共モビリティや自動運転タクシーを選ぶようになるだろうと述べ、必ずしも本当に車を所有したいとは思わなくなる(つまり個人でクルマを所有しなくなる)と考えているもよう。

これが「リマックが自動運転技術を開発する理由」」だと言えそうですが、同時に「どんな状況になろうとも、必ず買う人が存在する」超高級車の販売という両輪にて、今後の”100年に一度”と言われる変革期を乗り越えてゆくことになりそうです。

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参照:CNBC

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