| ロケーションはドバイの中心、現地デベロッパーとブガッティとの共同開発 |
現時点で詳細はわからないものの、おそらくは「想像を絶する」豪華さを持つのは間違いない
さて、アストンマーティン、ポルシェ、ベントレー、ランボルギーニといったプレミアムブランドはすでに不動産事業へと進出していますが、今回はブガッティが本格的に同分野に乗り出す、と公式にアナウンス。
参考までに、ブガッティは少し前にドバイの人工リゾート都市「アコヤ・オキシジェン」内に、エットーレ971と命名されたレジデンス(下の画像)を建設したこともあり、この経験を活かして(さらなる)収益化を図るということになるのかもしれません。
今回の新しいブガッティのレジデンスは「生きる術のオアシス」に
そこで今回の新しいブガッティのレジデンスについて見てみると、やはりそのロケーションは「ドバイ」。
そしてパートナーは「(ブガッティと名前が似ている)ビンガッティ/Binghatti」なる、(おそらくは)不動産デベロッパーだと紹介されており、ブガッティのプレスリリースによれば「ブガッティとビンガッティのコラボレーションは、2つのブランドの相乗効果を証明するものです。大胆で複雑なデザインを特徴とする個性的な建築を通し、ビンガッティは、ブガッティが自動車業界を変革したのと同じ職人技と芸術性を不動産に持ち込みます。ビンガッティは、ブガッティの伝統とDNAを守りながら、絶え間ないデザイン革新を続けることを目指します」。
そして今回のレジデンスについて、まずこれはブガッティの哲学とデザインDNA「Art, Forme, Technique」を建築に昇華させたものだといい、ブガッティ・リマックCEO、メイト・リマック氏は、「私たち2つの会社が一緒になったことは、ほとんど運命のように思えます。ビンガッティと我々は、ブガッティブランドのレジデンスはどうあるべきかというビジョンを共有することができました。ムハンマド・ビンガッティは、自動車のデザインとラグジュアリーの世界に対する深い理解と、象徴的な建築を創り出す才能を持っています。このパートナーシップにより、私たちはエットーレ・ブガッティの言葉、"同等であれば、それはもはやブガッティではない "を体現することになるでしょう」。
実際にこのブガッティの新しいレジデンスが公開されるのは7日後の5月24日なので、現時点ではその詳細は明かされておらず、リリースされた画像は「ヴェールをかぶった建物のようなもの」。
さらにこのブガッティ・レジデンスについて、ブガッティは(ブガッティの)ハイパースポーツカーが持つデザインキューを建築に適用するだけではなく、「ブガッティのデザインDNAにインスパイアされた卓越性とセンスのある本物の雰囲気を作り出すことによって、ブガッティ体験を再現する」「このプロジェクトの本質は、熟練した職人技とブガッティの持つ高級ブランドとしての非の打ちどころのない伝統にも支えられている」「このコラボレーションによって生まれた傑作建築は、ブガッティが1909年以来、世界中の愛好家の心をとらえてきたのと同じように、感動を呼び起こす」ともコメント。
一方でビンガッティ社のCEO、ムハンマド・ビンガッティ氏は 「ブガッティのドアを開け、車内に座ると、それが特別なものであることがすぐにわかります。ブガッティ・レジデンスでは、この感覚を大都市の中心部にある非常に高級な隠れ家に反映させたいと考えました。自動車、時計、あるいはあらゆる高級品を通じて、地球上にインパクトを与えたあらゆる偉大なブランドは、そこに根付いたデザイン理念と特定のライフスタイルに向けた明確な哲学から始まります。私たちは、同様の思想に従ってビンガッティ・ブランドを構築してきました」。
現時点ではもちろんその価格や詳細については公表されておらず、しかしそのハイパーカーよりも遥かに高額な設定を持つと考えるのが妥当であり、ブガッティの売上、そして収益を大きく向上させることになるのかもしれません。
合わせて読みたい、プレミアムカーメーカーと不動産関連投稿
-
分譲価格は5.8億円から!ベントレーがマイアミにて超高級タワマンを販売開始。各部屋とも3-4台の屋内ガレージを持ち、クルマごとエレベーターに乗って自室へ行ける
| プレミアムカーメーカーの収益構造もずいぶん多様化してきた | 今後はさらに「ラグジュアリーライフスタイル全般」をカバーするようになるものと思われる さて、意外かもしれませんがプレミアムカーメーカー ...
続きを見る
-
ランボルギーニが不動産事業へと進出!ドバイに建設予定の「億」超え住宅40棟が完売する
| これらヴィラを購入した人々がどんなクルマをガレージに収めるのかも気になる | ランボルギーニにインスパイアされた家具を持つことも特徴のひとつ さて、ランボルギーニが初めて不動産業界に進出し、40棟 ...
続きを見る
-
アストンマーティンが南青山に個人用邸宅の建設を行うと発表!4階建て、ジムやスパ、ホームシアターを備える超ラグジュアリー仕様。なぜアストンが不動産ビジネスを?
| アストンマーティンは富裕層の求めるラグジュアリー体験をすべて提供しようと考えている | おそらくは今後「さらなる」展開が見られるはずだ さて、アストンマーティンが「日本に、アジア初のアストンマーテ ...
続きを見る
参照:Bugatti