世界最速決定戦。EV王者のリマック・ネヴェーラ、ガソリンエンジン王者のブガッティ・シロン・スーパースポーツがゼロヨンを走り雌雄を決する【動画】

｜　ブガッティ・シロン・スーパースポーツはガソリン車としてはずば抜けた加速性能を誇っている　｜

一方、「飛び入り」のテスラ・モデルSプレッドも健闘を見せる　

さて、ブガッティ・シロン・スーパースポーツ、そしてリマック・ネヴェーラという「世界最速」クラスのハイパーカーの加速対決動画が公開。

この2台を所有するのが同じ人物ということにも驚かされますが、「リマック」「ブガッティ」という2つの会社がメイト・リマックという一人の男の管理下にあるというのもまた驚きです。

そしてもう一つ驚くのは、ここに（これらハイパーカーの価格に比して数十分の一の価格である）テスラ・モデルSプレッドが参戦し、互角に渡り合うタイムを見せたこと。

そこでこの動画の内容を見てみましょう。

リマック・ネヴェーラ、ブガッティ・シロン・スーパースポーツを所有するのは「トリプルF」コレクション

まず、今回の動画に登場するリマック・ネヴェーラ、ブガッティ・シロン・スーパースポーツを所有するのは米国のコレクター、「トリプルF」。

そのコレクションはおおよそ40台のスーパーカー/ハイパーカーによって構成されており、ブガッティのほかランボルギーニ、フェラーリ、マクラーレン、ポルシェといったおなじみの面々、そしてパガーニやケーニグセグといったエキゾチックカーも含まれます。

これらのオーナーはデイブ・フレッカとその息子であるジョーダンとジェイソンの3名で、このファミリーの頭文字（フレッカ）を取って「トリプルF」。

そしてまず両者を比較してみると、シロン・スーパースポーツの0-60マイル（0-96km/h）加速は2.3秒、ゼロヨン（1/4マイル）は9.1秒、最高速は440km/h。

対するリマック・ネヴェーラは0-60マイル（0-96km/h）加速は1.74秒、ゼロヨン（1/4マイル）は8.25秒、最高速は415km/hというスペックを誇ります。

馬力で言えばリマック・ネヴェーラが1,914馬力、ブガッティ・シロン・スーパースポーツは1,600馬力、重量だとリマック・ネヴェーラが2,300kg、ブガッティ・シロン・スーパースポーツが1,972kg。

実際にリマック・ネヴェーラとブガッティ・シロン・スーパースポーツがゼロヨンを走ったらこうなった

そこで実際にリマック・ネヴェーラ、ブガッティ・シロン・スーパースポーツの両者がゼロヨンを走った様子を見てみたいと思いますが、動画は様々なアングルから撮影されており、こういった上空からのショットも（かなり小さいが、画像の真ん中辺りに走行する2台が見える）。

スタート直後こそは両者譲らずといった状況であったものの、徐々にその差が開き・・・。

しかしリマック・ネヴェーラにここまで食いついて行けるのはさすがブガッティ・シロン（ガソリン車だと、ほかにこういった芸当ができるクルマは存在しないかも）。

まずレース1でのりマック・ネヴェーラはゼロヨン8.96秒（ベストタイムは8.72秒）。

ブガッティ・シロン・スーパースポーツは9.51秒（ベストタイムは9.39秒）。

そして驚くべきはテスラ・モデルSプレッド。

その出力は1,020馬力、車体重量は2,190kg、最高速は322km/h、そして驚くべきはこの性能を12,969,000円という価格で成し遂げていること（しかもセダンである）。

実際に乗ってみるとその加速はトリプルFのメンバーでも驚くほどで・・・。

ゼロヨンはなんと9.5秒（レース1でのシロン・スーパースポーツよりも速い）。

最終的にはリマック・ネヴェーラ、ブガッティ・シロン・スーパースポーツには敵わずとも、価格性能比、ユーテリティで言えば「ブッチギリ」とも言えるクルマです。

リマック・ネヴェーラとブガッティ・シロン・スーパースポーツ（とテスラ・モデルSプレッド）がゼロヨンにて対決する動画はこちら

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参照：The Triple F Collection