ブガッティが最新のサービスセンターをロンドンにオープン。重整備を行える「サービスパートナー・オブ・エクセレンス」は世界に6拠点しかないらしい

｜　ブガッティの維持費はとんでもなく高価なことで知られているが、もちろんオーナーは金銭的負担を気にする必要がない人物だと思われる　｜

直近のブガッティのみではなく、EB110など前世代のブガッティにも対応

さて、ブガッティが世界で6番目となるアフターセールス施設をオープンしたと発表。

その場所はロンドンの北部に位置しており、運営するのは現地でブガッティディーラーを展開するH.R. オーウェン・グループです。

そしてこの拠点はブガッティの情熱的な技術者たちによって「卓越性、正確さ、そして温かさに支えられたサービスを提供し、お客様に絶対的な満足をお届けすることに専念している」と紹介されています。

ブガッティの理念は、比類なきクルマを創造するだけでなく、比類なきオーナーシップ・エクスペリエンスを創造することにある

ブガッティの指針は「パワーは小さなディテールに宿る」というもので、どんなに微細なディテールであっても顧客の体験に永続的な影響を与えることができるというもの。

そして今回オープンした拠点はその指針を体感できる最新の、そして英国で唯一のブガッティ・サービスパートナー・オブ・エクセレンスとして機能することになる、とアナウンスされています。

最新技術、最新の診断機器、専門家チームを備えた7つの高度なベイを備えたロンドンの施設は、シロン、ヴェイロン16.4、EB110、EB110SSなど、ブガッティの各モデルの整備と修理を行うための完全な設備を備えており（現代のブガッティのみではなく過去のブガッティにも対応するようだ）、ブガッティの持つ最先端の性能、信頼性を維持するためにブガッティから直々に訓練を受けた技術者が最新鋭かつ特注のツールを使用して対応することとなるもよう。

さらにブガッティは顧客の不便を解消するため、運転手付き車両回収サービスも提供しているといい、これは自宅に車両を引き取りに来てくれたり、持ち込んだ後に自宅まで送ってくれるサービスなのかもしれません（詳細については説明されていない）。

ブガッティのアフターセールスおよびカスタマーサービス担当ディレクターに就任したばかりのアレクシス・プロワ氏は、「ブガッティ・ロンドンが作り上げた施設は、お客様に最高のサービス体験をお届けするという私たちのコミットメントに完璧に合致した、最も先進的なアフターセールスサイトのひとつです。ブガッティの創業者であるエットーレ・ブガッティが常に望んでいたように、ブガッティを所有する各ステップが比類のないものであると同時に、非の打ちどころのないものであることを、私たちはパートナーおよびアフターセールス・ネットワークの絶え間ない開発によって保証します」と、コメント。

ブガッティを深く理解しているのはブガッティだけ

そしてこのサービス・パートナー・オブ・エクセレンスは今回のロンドンの拠点を含めて世界に6つしかないといい、しかしここでは通常のサービスやメンテナンス作業はもちろん、より複雑なメンテナンス作業や専門的な修理にを請け負う専門知識を有しているようですね。

そしてブガッティは「我々のハイパースポーツカーの細部まで熟知しているのは、私たちのチームだけです。ブガッティ・ハイパースポーツカーの細部に至るまで、私たちのチーム以上に精通している者は、世界中どこにもいません」と自信を見せており、「ほかでは対応できない」部類の整備がここで可能となるもよう。

なお、通常のクルマであれば、正規ディーラーではなく「適当に安いところで」整備や修理を行うことも多いかと思いますが、ブガッティのようなハイパーカーではさすがに「そのあたりの工場」に整備などを依頼するケースは少ないものと思われ、些細なことであっても正規ディーラーへと持ち込むオーナーも多そうです（ハイパーカーのオーナーはそもそも金銭の心配がなく、それよりも信頼性を重視するものと思われる）。※かつてブガッティのディーラーとサービスセンターが少なかった頃、オイル交換のために本国まで車両を空輸するオーナーもいたという

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参照：Bugatti