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ヴェイロン誕生20周年。ブガッティが自社にて”現代の仕様を盛り込み”特別にレストアした至高の一台、「ラ・メゾン・ピュール・サン ヴェイロン 20 Years」を公開

ブガッティのレストアプログラム「ピュール・サン」にて復元されたヴェイロンのエクステリア(フロント)
Bugatti

| ブガッティは自社のクルマを後世に残すべく「完璧な」レストアを行っている |

そしてレストアの際には「パーソナライズ」も可能である

2000年代初頭、時速400km/hオーバーという未知の領域と最高出力1,000馬力を提示し、現代ハイパーカー時代の扉を開いた伝説のモデル「ブガッティ ヴェイロン(Veyron)」。

その誕生20周年という歴史的節目を祝し、ブガッティ公式レストア・認定部門である「La Maison Pur Sang(ラ・メゾン・ピュール・サン)」が、熱心なオーナーとの共同プロジェクトにより製作された世界でわずか1台のレストアモデル「La Maison Pur Sang Veyron 20 Years」を発表することに。

単なる初期状態への復元にとどまらず、最新モデル「シロン」や「トゥールビヨン」の要素を巧みに融合させ、新たな美学を与えられた一例の魅力を解き明かしてみましょう。

ブガッティのレストアプログラム「ピュール・サン」にて復元されたヴェイロンのエクステリア(リア)
Bugatti
ブガッティ・ヴェイロン・スーパースポーツ「ワールド・レコード・エディション(WRC)」の斜め前(停止状態)
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この記事の要約

  • ブガッティのレストア&認定部門「ラ・メゾン・ピュール・サン」が世界に1台の特別レストア車両をペブルビーチで初公開
  • ハイパーカーの歴史を拓いた「ヴェイロン」誕生20周年を記念した至高のオマージュプロジェクト
  • シロンのペトロール・ブルーとトゥールビヨンのルージュ・レンブラントを纏う初のエクステリアカラーを採用
  • シロン規格のタイヤを履く新設計20/21インチ大径ホイールや高級時計技法「コート・ド・ジュネーブ」装飾を惜しみなく導入
  • オーナー向けに「ヴェイロン専用コンフィギュレーター」の展開も発表され、歴史的価値の保全と新たな個別化が加速
ブガッティのレストアプログラム「ピュール・サン」にて復元されたヴェイロンのエクステリア(サイド)
Bugatti

伝統の継承と進化を両立するレストア部門「ラ・メゾン・ピュール・サン」

2020年に設立された「ラ・メゾン・ピュール・サン(純血の家という意味)」は、ブガッティの歴史的価値を守り、認証(サーティフィケーション)、精密なメンテナンス、そしてレストアを担う社内における(極度に高度な知識やスキルを持つ)専門部署。

本プロジェクトでは、伝説的なヴェイロン本来のシルエットやプロポーションを厳格に保持しながらも、最新技術や高度な素材、オーナー独自の美意識を反映したカスタマイズを実施しており、オリジナリティを損なうことなく、現代のハイパーカーとして洗練された風格を与えることに成功しています(ヴェイロンは当時の最高峰・最先端のクルマではあったが、そこれから今までにも様々な進歩があり、その成果をレストアの過程にて盛り込むことが可能である)。

ブガッティのレストアプログラム「ピュール・サン」にて復元されたヴェイロンのエクステリア(エンジンベイ)
Bugatti

「シロン」や「トゥールビヨン」の血統を宿す特別仕立てのディテール

今回のワンオフモデルには、歴代ブガッティの血統を感じさせる数々の特別仕様が施されていて・・・。

  • エクステリアカラーの競演:ボディカラーには、最新フラッグシップモデル「トゥールビヨン」のために新開発された『ルージュ・レンブラント(Rouge Rembrandt)』と、「シロン」を象徴する深みのあるブルー『ペトロール・ブルー(Petrol Blue)』の組み合わせを採用。ヴェイロンの歴史上で初となるカラーリングでもある
  • シロン規格タイヤに合わせた大径ホイール:伝統の「マキアヴェリ(Machiavelli)」デザインを再解釈し、フロント20インチ/リア21インチへと大径化。これにより、最新世代であるシロン規格のパフォーマンスタイヤの装着が可能となり、ダイナミックなスタンスを獲得(おそらくタイヤ交換費用が極度に引き下げられることになる)
  • 3Dメッシュインテーク:フロント、サイド、リアのエアインテークには立体的な新しいメッシュ構造を採用し、現代的な技術美を付加している
ブガッティのレストアプログラム「ピュール・サン」でのヴェイロンの復元過程
Bugatti
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時計製造技術「コート・ド・ジュネーブ」が輝くインテリア

内装には温かみのある『マグノリア』カラーの高級レザーが張られ、ステアリングホイールやシフトレバーには手作業による専用の『モカシン』ステッチが施されることに。

シート中央には「20 Years of Veyron」の特別エンブレムを配置していますが、最大のハイライトは、センターコンソールに施された高級機械式時計の装飾技法「コート・ド・ジュネーブ(Côte de Genève)」仕上げが用いられ、これは本来は小さな時計のムーブメントに施される波状の規則的な美しい模様ではあるものの、今回のレストアにおいては自動車の大型3Dパネルへ施すという超高難度の職人技が発揮されているというわけですね。※これだけの面積にこの技法を施すのは非常に困難

ブガッティのレストアプログラム「ピュール・サン」にて復元されたヴェイロンのインテリア(ダッシュボード)
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「La Maison Pur Sang Veyron 20 Years」主要諸元・特徴

今回発表された特別レストアモデルの概要およびスペックは以下の通り。

項目詳細・仕様
ベース車両ブガッティ ヴェイロン(世界限定450台のうちの1台)
レストア担当La Maison Pur Sang(モルスハイム本社直轄部門)
ボディカラールージュ・レンブラント(トゥールビヨン由来)× ペトロール・ブルー(シロン由来)
インテリアカラーマグノリア(レザー)/ モカシン・ステッチ
足回り・ホイール新設計マキアヴェリデザイン(フロント20インチ / リア21インチ、シロン同等サイズ)
センターコンソールコート・ド・ジュネーブ(高級時計装飾技法)仕上げ
パワートレイン8.0リッター W型16気筒 クアッドターボエンジン
最高出力 / トルク1,000 PS(987 bhp)/ 1,250 Nm(※ベース車両規格)
ブガッティのレストアプログラム「ピュール・サン」にて復元されたヴェイロンのインテリア(シート)
Bugatti

ヴェイロン専用コンフィギュレーターの解禁

ブガッティは、モントレー・カー・ウィーク(ペブルビーチ)での本車両お披露目に合わせ、既存のヴェイロン・オーナー向けに「ヴェイロン専用コンフィギュレーター」を開放したこともあわせて発表。

これにより、全世界450台のヴェイロンオーナーは自らの愛車を初期状態に維持するだけでなく、最新の素材やカラー、ホイールなどを組み合わせて「自分だけの歴史的1台」へとレストア&カスタマイズを依頼できるようになる、とアナウンスされています。

コレクターズカー市場におけるブガッティの巧みな戦略

クラシックカーやハイパーカーのコレクターズ市場において、メーカー純正の「レストア&認定プログラム」は年々重要度を増しており、フェラーリの「クラシケ(Classiche)」やポルシェの「クラシック」などと同様に、ブガッティの「ラ・メゾン・ピュール・サン」は単なる修理工場ではなく「車両の真性(オーセンティシティ)と資産価値を永続的に保護する機関」としての役割を果たします。

近年、1990年代〜2000年代の「ヤングタイマー」と呼ばれるハイパーカー(EB110やヴェイロンなど)がオークション市場で歴史的名車としての評価を固めつつある状況において、ブガッティが自ら20周年を祝うワンオフモデルを示し、後継モデルのタイヤサイズや最新技術をフィードバックできる環境を整えたという事実は、世界中のコレクターにとって将来の維持・運用に対する強い安心感と資産価値の向上をもたらす賢明な戦略の実現であると考えることが可能です。

ブガッティのレストアプログラム「ピュール・サン」にて復元されたヴェイロンのインテリア(シフトノブ)
Bugatti

結論

誕生から20年という月日が流れてもなお、ブガッティ ヴェイロンが放つ存在感と圧倒的な威厳が薄れることはなく、今回の「La Maison Pur Sang Veyron 20 Years」は、ブガッティのクラフトマンシップが過去の遺産を大切に守りながらも現代の感性とともに新しい命を吹き込めることを示す見事な証明そのもの。

「細部にこそ神が宿る」というブガッティの哲学のもと、最高峰のヘリテージサービスによって磨き上げられた伝説のハイパーカーたちは次の世代へとその美と走りを(ときにはその真価の歴史やオーナーの個性を反映させながら)継承してゆくこととなりそうですね。

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参照:Bugatti

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