ブガッティ・シロン後継モデルの情報やウワサ続々。「V16は自然吸気」「エンジン単体でも長さ1メートル」「価格は7億5000万円オーバー」「限定250台」

Image：Bugatti

｜　現時点でブガッティはこの新型ハイパーカーについて多くを語らず、しかし度肝を抜くクルマを作ろうとしていることは間違いない　｜

もしかすると発表時点ですべての車両についてオーナーが決まっているのかもしれない

さて、ブガッティは6月にシロン後継ハイパーカーを発表する計画を持っていますが、ここへ来て様々な公式・非公式情報が出回っています。

まず「公式」としては、ロンドンフィナンシャル・タイムズ紙主催によってで開催された「自動車の未来」カンファレンスでのインタビューで、ブガッティ・リマックCEO、メイト・リマック氏が「シロン後継モデルに積まれるV16エンジンには、ターボチャージャーもスーパーチャージャーも搭載されない」ということ。

これはかなり衝撃的な事実だと考えてよく、ヴェイロン、シロンと続いた「クワッドターボ」の歴史がここで途絶えるということを意味します。

加えて、「このご時世」に16気筒というマルチシリンダーにて登場させるという事実は自動車業界を震撼させるに違いなく、いくつかの自動車メーカーはターボチャージャーやスーパーチャージャーの使用を見直す可能性もありそうですね。

ブガッティ・シロン後継ハイパーカーに積まれるエンジンは「100センチ」

そしてこのV16エンジンにつき、オートカーが報じているのが「エンジンの長さが100センチくらいになる」ということ。

これはヴェイロンとシロンに積まれるW16エンジンよりも40センチほど長くなり、当然ながらこれがパッケージングに与える影響は非常に大きいと考えてよく、これに伴い全長が伸びる可能性も（たしかにスパイフォトを見ると、かなり長いクルマであるように見える）。

This is your first look at Bugatti’s V16-engined successor to the Chiron. We’ve got hold of a spy shot of Bugatti’s next hypercar, and it looks… colourful → https://t.co/swGT4wu3St pic.twitter.com/RMmfcJkp6c

— Top Gear (@BBC_TopGear) April 26, 2024

加えてこのエンジンにはハイブリッドユニットが追加され、エンジン単体で1,000馬力、ハイブリッドユニットではさらに1,000馬力を発生することがわかっていて、これはメイト・リマックCEOが自身のFacebookページへとV16エンジンに関する投稿を行った際、ファンが「ガソリンエンジンで1,000馬力、ハイブリッドユニットにて1,000馬力、合計2,000馬力を期待する」としたコメントに「大丈夫、問題ない」と返したという経緯があるため。

そのほか、シロン後継ハイパーカーにはこんなウワサも

現時点で「公式」「半ば公式」でわかっているのは上で述べたくらいではあるものの、そのほかにもいくつかウワサがあり、まずはその価格が500万ドルつまり7億5000万円を超えるというもの。

つまりヴェイロン、シロン、そしてその後継モデルでは値段がそれぞれ「倍」になっていて、その他のウワサでは生産台数がシロンの半分の「250台」に制限されるという話も聞かれます。

ブガッティはその顧客を厳しく選ぶことでも知られますが、シロン後継モデルではさらに販売先を絞り、ごく少数の選ばれし人のみを対象に販売することになるのかもしれません。

このほか、エンジンに関してはコスワースによる開発で、排気量8.3リッター、レブリミットは9,000回転という情報もあるようで、そのスペック、スタイリング、さらには価格含め、あらゆる面において「比肩しうる存在があれば、それはブガッティではない」を体現するクルマとなりそうですね。

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参照：CARBUZZ