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これはとんでもないヒットになりそうだ。新型「ルノー 5 E-Tech エレクトリック」正式発表、今までの常識を超えた革新性、最高レベルのコスパを備える

これはとんでもないヒットになりそうだ。新型「ルノー 5 E-Tech エレクトリック」正式発表、今までの常識を超えた革新性、最高レベルのコスパを備える

| ルノー 5 E-Tech エレクトリックは設計段階からしてその思想が全く異なり、新時代の発想に基づいて企画されている |

これは単なる「リバイバル」「レトロフューチャー」モデルではない

さて、ルノーが新型「ルノー 5 E-Tech エレクトリック」を発表。

これはルノーにとって大きな意味を持つクルマであると同時にリバイバル路線の第一号であり、さらには新しいEV用プラットフォームを使用した第一号でもあります。

そのスタイリングは往年の「5(サンク)」を彷彿とさせつつ新しさも感じさせ、コンセプトカーのイメージを色濃く残した未来的な雰囲気を感じさせるものとなっています。

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そしてこのルノー 5 E-Tech エレクトリックは通常のクルマの開発期間が4年であるところ3年で開発を完了させており、製造はフランスにて、そして価格は25,000ユーロからという非常に高い競争力を持つニューカマー。

信じられないほど高いコストパフォーマンスを持ち、完全にクラスを超えた装備が与えられた意欲作でもありますが、ここでその内容を見てみましょう。

ルノー 5 E-Tech エレクトリックはこんなクルマ

この高いコストパフォーマンスを実現できたのはルノーが新しく設立した「電気自動車とソフトウェアを専門とするルノーグループ事業体」、アンペールに開発を集約したためで、小型電気自動車専用のオリジナルプラットフォームの迅速な開発によってルノーに競争上の優位性をもたらすことに。

実際のところルノー・グループCEO、ルカ・デ・メオ氏はこのルノー 5 E-Tech エレクトリックについて「業界の大きな変化に直面している状況において、このクルマはルノーにとって新たな道を切り開きます。 これは、東西からの競争とヨーロッパの産業を再発明する戦いの中心です。 この車両により、ヨーロッパ、フランスでの(競争力のあるEVの)生産が本当に可能であることを証明しています」とコメントしており、中国の安価なEVに対抗するため、その開発や製造手法から見直した新世代のEVだということもわかります(ルノーにとってはもちろんのこと、こういった考え方で開発された、欧州の自動車メーカー”初”のEVかもしれない)。

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オマージュ元となった初代ルノー5は1972年に発売されていますが、当時その独創的でモダンなデザインが注目を集め、プラスチック製のバンパー、明るい色の車体、人間味のあるヘッドライトは当時の新しい顧客層であるフランスのバイヤー、特に女性と若者の間で”瞬く間に”ヒットしたとされ、今回ルノーはその「5」を復活させるに際して”レトロフューチャー”スタイルを採用し、当時同様に明るいボディカラー、ボンネット上のベントグリル、垂直リアライト、人の表情を思わせるヘッドライト用いていますが、これらはすべて再解釈され、たとえばこのベントグリルは象徴的な数字「5」の形をした充電インジケーターへ。

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そして当時「人の表を連想させる」と評されたヘッドライトはさらに「人」に近づけられており、そのデザインは人間の瞳孔の形をしたLEDヘッドライトへ、そしてこれはドライバーが車両に近づくとウインクするというウエルカムシークエンスを実行します。

私たちは、集合的な記憶の断片を非常に現代的な方法で翻訳して、明日の R5 を作成しました。 私たちは、ルノー 5 E-Tech Electric にノスタルジックやヴィンテージ感を感じさせたくありませんでした。 感情を揺さぶるような、元気でエネルギッシュなPOPなクルマを作りました。

ルノー&アンペール デザイン副社長 ジル・ヴィダル
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さらにテールランプに設けられた「スリット」もルノー5ターボをイメージしたもの。

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加えてインテリアだと、このシート形状もまた「ベルトーネによってデザインされた当時の5ターボ同様」。

こういったところを見ると、単なる「過去モデルの遺産を利用して手っ取り早く作った、商業主義的な」リバイバルモデルではなく、ルノー5の歴史、そしてルノー5がなしとげた偉業すらも再解釈されたクルマであることがわかります(実際、ルノーはこのクルマの企画段階において、相当にコンセプトを練り込んだのだと思う)。

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ルノー5ターボにはこんなオシャレなシートが装着されていたのか・・・。ベルトーネデザインによる純正シートが競売に登場
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ルノー 5 E-Tech エレクトリックは何もかも斬新だった

ルノー 5 E-Tech エレクトリックのインテリアもレトロさとフューチャーとが織り交ぜられ、大型10.1インチ マルチメディアタッチスクリーンにもやはりウェルカムシーケンスが演出され、ジャン・ミッシェル・ジャールと共同で開発したサウンドがドライバーを迎えます(ジャン・ミッシェルジャールについても語るべきことがたくさんあるが、今回は控えておきたい)。※外部警報装置である VSP (歩行者用車両サウンド) もジャン・ミッシェル・ジャールによる開発である

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そしてこのルノー 5 E-Tech エレクトリックはBセグメント電気自動車専用の新しいプラットフォームである「AmpR Small」に完全に基づいて設計された最初の車両であり、これによってフラットなフロア、長いホイールベース (2.54 m)、最適化された室内空間とトランク容量 (326 リットル)、低重心、軽量化 (1,500 kg未満) などの競争上の利点を備えることに。

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搭載されるエレクトリックモーターは(これまでに発売されている)メガーヌ E-テック エレクトリック用よりもコンパクトで、永久磁石を使用しないためレアアースを使用せず、環境負荷を低減することができるという特徴を持ち、その出力は110、90、70kWの3種類。

バッテリーサイズは最大で52kWh、一回の満充電あたり航続距離は最大で400km(WLTP)なので相当に実用的だと言ってよく、電動シティカーセグメントでは珍しく牽引能力500kgを誇ります。

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この他の特徴としては、トップエンド市場セグメントのクルマから借用したマルチリンク・リアサスペンション、やはりトップエンド向けに開発された特許取得済みのスマートコクーン防音システムと音響フロントガラスなどもアナウンスされており、あらゆる面でコンパクトカーらしからぬ装備を持ち、そして(世界市場を視野に入れた)完全新設計のクルマならではの新機軸が盛り込まれていると考えて良いかと思います。

安全性についても抜かりはなく、道路の状況を読み取るインテリジェント アダプティブ クルーズ コントロールや、レベル2の自動運転技術であるアクティブ ドライバーアシストなど、やはりこのクラスの常識を超えたアッパークラスの運転支援機能 (ADAS) が搭載され、事故発生時の救助活動を容易にする革新的なテクノロジー (Fireman Access、Pyroswitch、QRescue) 、自動ブレーキの反応時間が半分になったダイナミックブレーキシステム、そして事故のリスクを低減するセーフティコーチなど、様々なデバイスが盛り込まれているようですね。

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今のところ日本での発売には言及されていないものの、「世界戦略車」である以上は日本市場にも導入されると考えてよく、しかし欧州での発売が2024年9月なので、日本にやってくるとしても2025年になるのかもしれません。

ルノー 5 E-Tech エレクトリックのDNAはユニークです。共感を集める楽しい乗り物です。時代に新しいソリューションを提供する、大衆性と前衛性を兼ね備えた乗り物です。それは1972年に登場した初代5と同じであり、それはこれからも変わりません」 ルノー 5 E-Tech エレクトリックは、デザインのマスターストロークであり、ヨーロッパで独自の新世代プラットフォームである AmpR Small をベースにした、最先端のテクノロジーと電動レッグを備えた新しい頭脳です。

それは責任ある持続可能な生産への取り組みの結果でもあります。 私たちのチームは、ルノー 5 E-Tech エレクトリックの開発に多大な情熱、卓越性、そして勤勉を注ぎ込んできました。 この情熱と私たちがこの車に注いだ愛は非常に伝染します。 新型5のターゲットはただひとつ、それはお客様の心です。 ブランドの歴史にその足跡を残すことになるでしょう。

ルノーブランドCEO ファブリス・カンボリーブ

新型ルノー 5 E-Tech エレクトリックのプレミア動画はこちら

参照:Renault

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