米国で「売れている車」「売れていない車」ランキング（2018/1）。BMW Z4が売れたのはたったの2台

｜　トヨタの強さは世界共通　｜

アメリカにて、2018年1月に販売された自動車のランキング（ベストとワースト）、そしてカテゴリ別のランキングが公開に。
これを見るとやはりSUVが強く、そして特定ブランドに販売が集中しているように見えますが、日本とはかなり異なる販売状況となっていて、ヒュンダイの存在感が微妙に強く、ホンダ（アキュラ含む）が思っていたよりも売れていない、ということもわかります。

あなどれないヒュンダイの存在

まずは「2018年1月にもっともアメリカで売れた車（乗用車）」。
一番売れているカムリは24,638台で、20位のダッジ・チャージャーは5,193台。
セダンが上位を占めているのは日本とは全く異なる構造で、これを見るとトヨタやホンダがセダンに固執するのも「なんとなくわかる」気も。

次いで「もっとも売れているスポーツカー」。
一番売れているのはジャガーFタイプですが、それでも310台となっており、スポーツカーが完全にオワコンなのがわかります。
なお、この統計にはアメリカのスポーツカーが除外されていますが、たとえばシボレー・カマロは2867台を売っており、欧州のスポーツカーでもっとも売れているジャガーFタイプの9倍売れている、ということに。
なお一番売れていないのはBMW Z4で、これはわずか2台。
ポルシェ911やフェラーリ、ランボルギーニはここには顔を出しておらず、別のセグメント（おそらくこの統計は価格帯で分かれている）での算出となる模様。※トヨタ86/スバルBRZも無い

こちらは最も売れている高級車。
サルーンにこだわらずSUVも入っており、価格で「高級かどうか」を判断しているようですね（ただしスポーツカーは除外）。
一番売れているレクサスRXは6738台、20位のGLAは2410台となっています。
レクサスの強さは「さすが」ですが、アキュラがかなり弱いことがわかりますね。

「高級車部門」のランキング。
テスラ・モデルS（2800台）の強さは異常とも言えそうで、2位のメルセデス・ベンツSクラス（1569台）にかなり差をつけることに。
最下位のアウディA8は112台となっています（ヒュンダイ・ジェネシスは370台も売れている）。
これは日本とはかなり異なる順位だと言えそうですね。