欧州や米国においては、「暗い一本道」や「真っ暗な峠道」がけっこう多いようで、「強力なヘッドライト」やナイトビジョンは非常に重要な安全技術として位置づけられている模様。
よってBMWやアウディではレーザーライトを搭載したりしていますが、アウディのレーザーヘッドライトは時速60キロ以上でしかレーザー光源を使用できないなど、日本の道路事情とはマッチしない部分もあり、このあたり考え方や状況が欧米とは大きく異る部分です。
上はキャデラックのナイトビジョン動作状況を示す画像ですが、その動きはかなりSF的。
ちなみにキャデラックの場合、人や物を検知すると画像のほか、警告音やシートへの振動で教えてくれるようですね。
こちらはBMW。
鹿の飛び出しを例に取っていますが、それだけ欧州(ドイツや北欧)では大きな問題なのでしょうね。
実際に「エルクテスト」が実施されていたり、道路脇の樹木に鹿が嫌いな臭いを発する液体を塗布したりという現状があり、やはり「鹿」は現実的な問題と言えそうです。
こちらはアウディ。
ワインディングロードでのランナーを示しており、距離が近かったり衝突の危険性がある場合はこれが赤色に変化。
こちらはメルセデス・ベンツ。
おそらくはこういった装備がどんどん普及することで自動運転技術との統合が進み、「絶対にぶつからない」車が登場するものと思われますが、もし将来的に「すべての車がぶつからない」ことが常識になったりすると、映画などで「意図的に人を轢く」というシーンもこれから生まれてくる若い世代には理解が出来ないものになるんだろうなあ、と思ったりします。
https://www.youtube.com/watch?v=oNsYd1nHNMI