| 強敵、ポルシェ・カイエン・クーペの追撃を防げるか |
新型BMW X6の画像がリーク。
これはAutoblog.nlが公開したもので、おそらくは「本物」だと思われます。
そのバンパー形状やホイールの大きさからするに、おそらくはスポーティーグレードだと思われるものの、そのグリルの大きさが目立ちますね。
現在BMWは「大きなモデルには(遠くから見ても大きなクルマだとわかるよう)大きなグリル」という方針を採用していますが、X6もその例に漏れないということに。
現行BMW X6とはディティールが大きく変わる
こちらは現行X6(比較しやすいように画像を反転させている)。
これと比較すると、ヘッドライトが細く、そしてやはりキドニーグリルが大きくなっていることがわかりますね。
そして特徴的なのはフロントフェンダー後端の処理で、このエアアウトレットがまるでスーパーカーのような形状へと改められています(マクラーレン720Sによく似ている)。
そしてこちらはリアビュー。
ルーフラインはこれまでどおりの「クーペ風」ですが、X4同様の形状を持つルーフスポイラーが追加され、リアウインドウ脇になんらかのパーツが付与されているように見え、これまでに比べCピラーが細く見えるようです。
サイドだとリアに向けて上がるようなキャラクターラインが設けられ、このラインはリアバンパーとボディとの継ぎ目まで連続したラインを持っていますね。
そして横長テールランプ採用によってワイド感を強調し、ナンバープレートの位置を下げて「ハイデッキ感」を演出しているのもX4同様。
そのほかリアバンパー脇のアウトレット、より大きなマフラーエンド、アグレッシブなリアディフューザー、横方向にシャープなラインの入るリアゲート、ルーフスポイラーと呼応するかのような形状を持つリアスポイラーが目に入る変更点。
一方こちらは現行モデル。
特徴的だっったリアフェンダー上部から後方へと伸びるプレスライン、そしてドア上部のプレスラインも姿を消してパネル表面が「なめらか」に。
全体的にはX2から始まった「新しいデザイン言語」を採用し、X4そして8シリーズとも共通するディティールを持っているようですね。
なお、現時点では新型X6に採用されるエンジンは不明ですが、おそらくはX5と同じラインアップを持つと思われ、335HPの3リッター直6ターボ、4.4リッター462PSの4.4リッターV8が採用される可能性が大。
X6は「クーペ風SUV」のパイオニアとも言える存在ですが、BMWはX5しかり、SUVについては比較的「展開が早い」メーカー。
X5は現在ポルシェ・カイエンやレクサスRXなど後発SUVに押されてやや弱い立場となっていますが、X6は今でも競合が少なく(メルセデス・ベンツGLEクーペくらい。最近になりポルシェ・カイエン・クーペが登場)圧倒的な存在感を放っており、新型X6もまだまだ優位性を発揮することは間違いなさそうですね。