| 新型2シリーズ・クーぺはおそらくアバンギャルドなデザインで登場しそうだ |
さて、コロナウイルスの影響によって多くの従業員を解雇せざるをえなくなったBMWですが、ここで新型車の開発をストップさせてしまうと日産のようにジリ貧になってしまうわけで、負のスパイラルに陥らないようにということからか新型車の開発を積極的に行っている模様。
そして最近になってよく見られるようになったのは「2シリーズ・クーペ(G42)」ですが、これは同じ2シリーズでも「グランクーペ」とは異なるFRレイアウトを持ち、つまり現行2シリーズ・クーペ同様のパッケージングを維持すると言われています(プラットフォームはFRベースのCLAR、つまり3シリーズや4シリーズ、5シリーズと同じ。2シリーズ・グランクーペはUKLを使用している)。
カモフラージュの下には「市販車同様」のボディ?
今回目撃された2シリーズ・クーペのプロトタイプには厳重なカモフラージュが施されるものの、よく見るとヘッドライト内部、テールランプのレンズはかなり高い完成度を持っており、つまりは「ほぼデザインは完成レベルにある」とも言えそう。
なお、フロントフェンダーとリアフェンダーはけっこう盛り上がっているように見え、ボンネットも結構大きく膨らんでいるようですね。
新型2シリーズ・クーペについてはショルダーラインがほかのBMWとは大きく異なることが(これまでのスパイフォトからも)想像でき、つまりはまったく新しいデザインを持つ可能性がありますが、「小さい4シリーズ」ではなく、独自の個性を持つモデルとして固有のファンを獲得することになるものと思われます。
参照:CARSCOOPS
アルピナは8シリーズ・グランクーペベースの「B8グランクーペ」投入?
そして今回は珍しくアルピナのプロトタイプが目撃されていますが、これはおそらく8シリーズ・グランクーペをベースとした「B8グランクーペ」。
BMW版の8シリーズ/M8グランクーペとの相違は前後バンパー(つまり隠されている部分)だと思われ、アルピナらしいエレガントさを持っているようですね。
なお、ホイールはアルピナならではのマルチスポークが採用されており、そのほか各部を見ても「完成に近い」状態にあるようです。
搭載されるエンジンはおそらく4.4リッターV8ツインターボで、B5同様に621PSもしくはそれ以上の出力を発生することになりそうです。
ちなみに「621PS」はM8コンペティションの625PSよりもちょっとだけ低い数字ですが、これはBMWへ配慮した結果なのかもしれませんね(最近のアルピナはかなりBMWに配慮したパフォーマンスの設定を行い、BMWと相互補完できるような車種構成を構築している)。
もちろん足回りや内装については、アルピナならではの上質な印象を与えるものへと味付けが変更されるものと思われ、BMWとはまた異なる顧客を獲得することになりそうです。
参照:CARSCOOPS
BMW「i」シリーズは独特のデザインに?
こちらは「i7」と見られるプロトタイプ。
これはi4、iNextに続く新生iシリーズ第三弾となるクルマだと見られていますが、見たところそのデザインは非常に独特。
(まだプロトタイプ段階ということを差し引いても)一見してBMWとは判別しにくく、かつi4、そしてiNextとの関連性を持たないようにも思われます。
初代iシリーズつまりi3とi8についてはデザイン的関連性が持たせられていたものの、新しいiシリーズではその統一性が薄くなるとも考えられ、強いて言えば「張りのある丸い表面」というくらいなのかも。
加えて次期7シリーズとi7との関連性も不明であり、プラットフォームを共有してパワートレーンだけを載せ替えるのか、それとも根本から異なる設計を持つのかは不明です。
たとえばメルセデス・ベンツは新型Sクラスを発売したところで、今後は「EQ"S"」の発表を控えていると言われますが、これらは同じSという名がつくものの、メカニズム的共通性はない、とも言われていますね。
参照:Motor1