| 新型BMW M4 CSLは相当に生産数が絞られた限定モデルになると思われる |
最近のBMWは性能のみならず、デザインも「アグレッシブすぎ」
さて、ここ最近しばしば目撃されるBMW M4 CSLと思われるプロトタイプ。
今回は公道でのテストに続いてニュルブルクリンクでのテストを行っており、しかも動画からは相当なハイペースで走っていることがわかります。
なお、動画の前半ではM3を軽々とオーバーテイクし、その後も縁石に乗り上げてジャンプするなど、アグレッシブに攻める様子がわかります。
BMWは「CSL」をMモデルの最上位に設定
なお、BMWは「CSL」をMシリーズの最上位に設定するとも公表しており、実際にM1~M8までに「CSL」を商標登録済み(商標登録=発売とは限らない)。
CSLの元祖はE9世代の「3.0CSL」ですが、もともとの意味は「クーペ、スポーツ、ライト」。
ただしBMWはM3にも「CS」もしくは「CSL」を設定すると言われるので、「クーペ」の部分については、現代においては「コンペティション」など別の言葉に置き換えられるのかもしれません。
トランスミッションはオートマティック?
今回の動画を見るに、シフトチェンジ時のサウンド(シフトチェンジの間隔が短く、一瞬低い音が出る)から判断して、この新型M4 CSLにはオートマチックトランスミッションが搭載される可能性が大。
M4 CSLにはマニュアル・トランスミッションが搭載されるという噂があったものの、もともとBMWは500馬力を超えるパワー、そしてこのレベルの出力を発生するターボエンジンのトルクにはBMWの持つMTが耐えることができないとされ、その観点からもM4 CSLにはATが積まれるのではと考えられます。
エンジンパワーはM4コンペティションの「503馬力」から大きく上昇するとは考えられず、しかしもともと重量級のM4でもあるため、軽量化によってパフォーマンスを向上させる余地が大きく残されているとも思われます。
なお、動画を見るにプロトタイプはかなり細かいところまで作り込まれていて、つまり「発売目前」なのかもしれません(8月以降に生産が開始されるというウワサもある)。
そしてM4との外観上の相違は主にフロントスプリッターで、こちらはウイングレット付き、さらに左右と前方に大きく張り出した形状を持っています。
サイド、リアアンダーはM4と変わらないようにも見えますが、トランク上の大きなダックテールスポイラーはM4との明らかな相違点ですね。
リアサイドウインドウ、リアウインドウについては軽量な樹脂製へと置き換えられる可能性があるものの、それは遠目に見てわかるものではなく、よってここをカモフラージュしている理由は謎。
考えられるのは「ロールケージを装着している」ため、それを隠しているということですが、それだけM4 CSLは「ハード」だとも考えられます。
新型BMW M4 CSLは「限定」?
なお、BMWはCSLブランドをよりエクスクルーシブなものにするためか、M4 CSLについては「限定」モデルになるだろうとも言われています。
おそらくは300〜500台程度の限定となると言われ、BMWが期待しているとおり、市場では長きにわたり高い価値を誇ることになりそうですね。
BMW M4 CSLがニュルブルクリンクを激走する動画はこちら
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参照:CarSpyMedia