| ACシュニッツァーは「バーチカルキドニー」には手を出さなかったようだ |
それにしても+80馬力には驚かされる
さて、BMWのスペシャリスト、ACシュニッツァーがM3コンペティション(G80)のチューニングプログラムを公開。
その内容は多岐にわたりますが、なんといってもトピックはエンジン出力が510馬力から590馬力に向上していること。
ドイツのチューナーが送り出す製品は高い品質を誇ることで知られていますが、このACシュニッツァーのチューニングプログラムにも最長で4年間の保証がついており、安心してカスタムすることができそうですね。
なお、リアにはそのハイパワーを誇示するかのように大径テールパイプ(エンド部はカーボン)を持つスポーツエキゾーストシステムが装着され、音質も劇的に改善されている、とのこと。
さらにはエアロパーツから足回りまでも
そして今回ACシュニッツァーは多種多様なパーツをリリースしていて、足回りには15~20ミリの車高ダウンが可能なサスペンションキットを用意。
これはコンプレッション側/リバウンド側を個別に調整することができるもので、ACシュニッツァーのポリシーでもある「硬いよりも速い方がいい」を反映し、"負荷変動時の反応が良好で、限界時には穏やかなアンダーステアが得られる "乗り味となっている模様(限界時にオーバーステアになると、一気にスピンするからだと思われる)。
さらにはバネ下重量を低く抑えるために、AC3軽量鍛造ホイールが採用され、このホイールは、シルバー/アンスラサイト、アンスラサイト/シルバーの2種類があり、サイズは20インチ、そしてフロントには285/30 R 20、リアに295/30 R 20のタイヤが装着可能さとされています。
エアロパーツは塗装不要
なお、ちょっと面白いのが「エアロパーツに塗装が不要」なこと。
これらパーツはグロスブラックにペイントされていますが、どのボディカラーに対しても「アクセント」として機能するように考えられており、なかなかに斬新なアイデアと言えるかもしれません(グロスブラックのパーツが流行している現代ならでは)。
フロントにはスプリッターとエアロフリックが装着されています。
ボンネット上にはグリル「っぽい」パーツ(思いっきりダミーなのが気になるけれど)。
なお、コピー対策なのか、すべてのパーツに「AC Schnitzer」のバッジが取り付けられているようですね。
サイドギルにもACシュニッツァーのパーツ。
全体的に「ちょっとした」小物が多いように思いますが、そのぶんユーザーにとっても手を出しやすいのかもしれません。
ルーフスポイラーは、これだけでダウンフォースを20kg増加させることができる、とのこと。
他のパーツは「貼り付けるだけ」の装着となりそうに見えるものの、リアウイングはさすがにトランクフードに穴をあける必要がありそうです。
翼端、そしてフラップにもACシュニッツァーのロゴ入り。
これらをすべて装着すると、かなりアグレッシブなルックスとなりますが、上述の通り「塗装不要」、そして多くが「貼り付けるだけ」なので、装着のハードルはかなり低くなったと言えそうです。
一部パーツは「見た目だけ」の向上にとどまりそうで、しかしACシュニッツァーシュニッツァーだけあって機能性もよく考えられており、フロントスプリッターでは+40kg、リアウイングでは+70kgのダウンフォースが獲得でき、コーナリング時には威力を発揮することになりそうですね。
インテリアについても「ポン付け」可能なパーツを中心に展開しており、大きなところだとブラックナッパレザーとブラックアルカンターラを使用したステアリングホイール。
12時位置にはセンターマーク、そしてやはりACシュニッツァーのロゴが入り、パドルシフトも大型化しているようですね。
このほか、インテリア関係だとアルミ製のペダルやフットレスト、iDriveコントローラーのカバー等がラインアップされています。
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参照:AC Schinitzer