| 直線加速に限っていえば、スーパースポーツが断然有利だった時代は終わりを告げたと言えそうだ |
最近のセダンやSUVの加速は侮れないレベルにある
さて、ドラッグレース動画でおなじみのCarwowが「パイパワー4WD」を揃えての加速勝負動画を公開。
ただしこのメンバーは、それぞれが同じようにハイパフォーマンスモデルを標榜しつつもそのレイアウトが大きく異ることが特徴です。
ニュルブルクリンクでは「二番目に速いBMW」であるBMW M5 CS、かつてニュル王者の座に君臨したこともあるランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ、そして加速、サーキット走行ともに過去数々の輝かしい伝説を残してきた日産R35 GT-R NISMOという面々が繰り広げる戦いを見てみましょう。
BMW M5 CS、ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ、日産GT-R NISMOのスペックを見てみよう
そこでまずはこれら3台のスペックを見てみたいと思いますが、BMW M5 CSはフロントに4.4リッターV8ツインターボエンジンを搭載し最高出力635hp、最大トルク750Nmを発生。
トランスミッションは8速AT、駆動方式は4WD、車体重量は1825kg、価格は英国だと141,000ポンドに設定されており、今回のメンバーの中ではもっとも安価、そして唯一の4ドアでもあります。
そしてランボルギーニ・アヴェンタドールは6.5リッター自然吸気V12エンジンを車体ミッドに搭載し、7速シングルクラッチ経由にて4輪を駆動します。
エンジン出力は770hp、最大トルク720Nmという強力無比なスペックを誇る一方、その価格は英国にて36万ポンド以上という非常に高額な車両です。
最後のR35 GT-R NISMOはフロントに3.8リッターV6ツインターボ(600馬力/650Nm)を搭載し、7速デュアルクラッチを介して4輪を駆動。
価格は英国だと18万ポンドに設定されている、とのこと。
実際に走ってみたらこうなった
そしてこれら3車が実際に走ってみた結果ですが、出だしは意外なことにそれぞれ「同じくらい」。
軽量なアヴェンタドールSVJに利点があるかと思いきや、やはりターボエンジンの高いトルクはスタートに有利に働くようですね。
そしてスタートからほどなくしてアヴェンタドールSVJがGT-R NISMOを抜き、さらにM5 CSがこれらを大きくリードしますが、その車体重量を考慮すると恐るべき加速を誇ります。
ただしその後はランボルギーニ・アヴェンタドールSVJが怒涛の加速を見せて独走体制に入り・・・。
11.1秒でゴール。
続いてBMW M5 CSは11.5秒。
最後は日産R 35 GT-R NISMOの11.7秒。
コストパフォーマンスという面ではBMW M5 CSがもっとも優れていそうですが、「リセール」となるとGT-R NISMO、そしてアヴェンタドールSVJには遅れを取るかもしれませんね。
BMW M5 CS、ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ、日産GT-R NISMOがドラッグレースを走る動画はこちら
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参照:carwow