| Mパフォーマンスモデルの仕様はより「M」に近く、そして「i」がつかない命名が与えられる可能性が大 |
今後「i」は電気自動車専用の表記として使用されるとも
さて、BMWが「あと数週間後に」発表を控えた新型X3のティーザー画像を公開。
BMWは全体として販売が好調ではあるものの、SUVラインアップの販売がいまひとつであることも明らかになっており、それはSUVラインアップが「いささか老朽化」しているからなのかもしれません。
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X3はBMWのベストセラーアイテムのひとつである
そんなBMWのSUVラインアップの中でもX3は非常に高い人気を誇っていて(2023年には約35万台を納入している)、しかしBMWとしては、2017年の市場投入以降はじめてのフルモデルチェンジを行うことにより、さらに販売を加速させることを狙っているものと思われます。
今回リリースされた公式ティーザー画像は「偽装つき」ではあるものの、その雰囲気をなんとなく把握できるもので、「M パフォーマンス」と「プラグイン ハイブリッド」の2種類を確認可能。
なお、BMWはこれまで「M」と「Mパフォーマンス(Mライトとも呼ばれる)」モデルとの区別を明確に行っており、これまで左右丸2本出しによるクワッドテールパイプについては「M」モデルにしか与えられていなかったものの、今回のX3でははじめて「Mパフォーマンス」モデルにも採用されることとなるもよう。
加えて(グレードを表す)ネーミングも若干の変更を受けるといい、たとえば「M40i」といった表記から「M50」という名称へと変更され、つまり最後に「i」がつかなくなる、とも言われていて、これが実現すれば「数十年にわたり燃料噴射を参照してきた最後の文字である”i”を省略したBMW初のガソリンモデル」ということになりますね。※ただしディーゼルエンジン搭載モデルは「d」、プラグインハイブリッドは「e」を維持すると見られる
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そして社内では「G45」コードネームで知られる新型BMW X3につき、カモフラージュごしにわかるのは「より滑らかなボディを持つ」ということ。
実際のところ、BMWによれば「燃料効率を向上させるため、空気抵抗係数を0.29から0.27に引き下げた」といい、現行G01世代と比較してトレッドが広くなってリアアクスルのリフトが減少することに。
さらにはアップグレードされたアンチロールバーを採用することで乗り心地に悪影響を与えることなく剛性を高め、より魅力的な乗り心地を実現することができたと説明がなされています。
そのほか、新型X3にはオプションとして電子制御ショックアブソーバーを備えたアダプティブ シャーシが提供され、快適性を向上させるためのダイレクトなステアリング比、さらには最新の安全性と運転支援技術が与えられるほか、インテリアだと新世代の「ミニマルな」簡素化されたダッシュボードレイアウトが用いられるのでは、とも言われているようですね(まだ内装の画像が公開されていない)。
注意を要するのは、i5と5シリーズ、i7と7シリーズのように「同じプラットフォームで電動版と内燃機関バージョンが提供される」のではなく、新型X3については内燃機関搭載モデルのみの提供となる可能性が高いこと。
しかしBMWはX3の電動版もちゃんと用意しており、こちらは新型X3と異なるプラットフォームを使用し、つまりノイエクラッセとして発売されることになるという説が有力です。
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参照:BMW