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| クーペ、カブリオレ、そしてグランクーペ「すべてのボディタイプ」が生産終了、いったん8シリーズはBMWのラインアップから「姿を消す」ことに |
記事の要約(ハイライト)
- 2026年4月で生産終了:BMWがフラッグシップ「8シリーズ」の生産を今月で完了することを公式に認める
- ラインナップ全廃:クーペ、カブリオレ、そしてグランクーペのすべてのボディタイプが市場から姿を消す
- 最後を飾る特別仕様車:世界限定500台の「M850i Edition M Heritage」が初代E31を彷彿とさせるヘリテージカラーで登場
- アルピナB8も終焉:BMWによるアルピナ買収に伴い、至高のGT「アルピナB8」もその歴史に幕を下ろることに

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華麗なる一族の終焉。BMW 8シリーズ、8年間の軌跡に幕
BMWのモデルラインナップにおいて、常に「美しさ」と「力強さ」の頂点に君臨してきた8シリーズ(G14/G15/G16)がついにその役目を終えることに。
今回ついにBMWの広報担当者は「8シリーズが製品ライフサイクルの終わりに達した」と述べて2026年4月をもって生産を終了することを正式に発表し、2018年の復活から約8年をもって1990年代の初代以来「2度目」の別れがやってくることが明らかになっています。

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最後を彩る「5つのヘリテージカラー」と限定モデル
なおBMWは8シリーズの有終の美を飾るべく世界限定500台の特別仕様車「M850i Edition M Heritage」を投入していますが、このモデルには1989年に登場した初代8シリーズ(E31型)への深いオマージュが込められており・・・。。
初代を彷彿とさせる5つの伝説的カラー
| カラー名 | 特徴 |
| ブライト・レッド | 圧倒的な存在感を放つ、情熱的なソリッドレッド。 |
| モーリシャス・ブルー | 初代の気品を象徴する、深みのあるメタリックブルー。 |
| コスモス・ブラック | 漆黒の中に輝きを秘めた、伝統のメタリックブラック。 |
| オックスフォード・グリーン | 英国的な上品さを纏った、クラシックなグリーン。 |
| デイトナ・バイオレット | 90年代のMモデルを象徴する、妖艶なパープル。 |

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この特別仕様車は、523馬力を発生する4.4L V8ツインターボエンジンを搭載した「グランクーペ」のみで展開され、初代のV12エンジン(296馬力)から大幅なパワーアップを遂げつつも、そのスピリットは確実に継承されているというわけですね。

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販売不振と「6シリーズ復活」の噂
8シリーズの歴史は常に販売面での苦戦と隣り合わせでもあり、導入当初から「バリエーションが多すぎる」「マーケティングが不足している」といったディーラーからの不満が報じられ、近年では年間販売台数が5,000台規模にまで落ち込むことに。
なお、この空白を埋めるべく「6シリーズ」の復活も噂されていて、BMWは「2026年モデルとしての導入計画はない」と否定しているものの、2027年以降にラグジュアリークーペの系譜がどのように引き継がれるのかに注目が集まっているのも事実です。

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アルピナB8 GTのDemise(終焉)と「新生アルピナ」へ
そして8シリーズの終了はもうひとつの伝説の終わりも意味しており、というのもBMWに吸収合併される前の「純粋なアルピナ」として最後を飾った一台、アルピナB8 GTも同時に生産を終えるから。
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ただし2026年5月、イタリアで開催される「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」にて、BMW傘下となった新生アルピナの第1弾モデルが発表される予定でもあり、8シリーズというベースを失った今、アルピナがどのようなラグジュアリーの形を提示するのかにも注目されます。

結論:8シリーズが遺した「贅の極み」
BMW 8シリーズは実用品としてのクルマ、そして移動手段を超えた「走るステータス」。
その生産終了は、自動車業界が電動化やSUVシフトへと急加速する中での、ひとつの時代の区切りを感じさせます。
しかし、かつての初代E31がそうであったように、この2代目8シリーズもまた、数十年後には「BMWが最も情熱を注いだGT」としてクラシックカー市場で愛される存在になることは間違いものと思われます。
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