
Image:chevroletperformance
| 発表された時期が時期だけに「エイプリルフールネタでは」と思われたが |
記事の要約(ハイライト)
- 超高額な「飾り」:シボレーがC8コルベット向けとして約31万円(1,995ドル)の装飾用ハッチストラット(支柱)を発売
- 性能アップはゼロ:リアハッチを支えるだけのパーツだが、アルミ鋳造で「見た目」を整える以外の機能は一切なし
- エイプリルフールではない:4月1日に話題となったが、実は3月末に正式発表された「大真面目な」純正アクセサリー
- 漂う「ブーマー」臭:日曜日に洗車してカーショーで見せびらかすだけの年配オーナー向けだとネット上で皮肉の的に
性能には1ミリも寄与しない、1,995ドルの「赤い支柱」
ミッドシップ化によって世界に衝撃を与えたC8型コルベット。
そのリアに鎮座するV8エンジンを拝むためにハッチを開ける際、それを支える「ストラット(支柱)」を豪華にするためだけの新オプションが「31万円もする」として話題に。
そのオプションとはシボレーが発表した新しい純正アクセサリー「Decorative Hatch Strut Brace Kit」で、標準のシンプルな黒い支柱をエッジレッド(Edge Red)に塗装されたアルミ鋳造のスタイリッシュな支柱へと交換するというもの。
しかし、軽量化も開閉スピードの向上もなく、ただ「派手になるだけ」というパーツです。
「ニューバランスが無料で付いてくるべき」と皮肉られる理由
ちなみにコメント欄には「ニューバランスが無料でついてくるべき」というリプライが見られ、これに対して多くの人が賛同の意を示していますが、この「ニューバランス」とはスニーカーのニューバランスを指しています。
ちょっとわかりにくいものの、「ニューバランス」はアメリカだと「おっさん」「おじいちゃん」の代名詞的存在となっており、「ニューバランス」を持ち出すのは米国における「典型的な白人の退職したおじいちゃん(ベビーブーマー世代)」の定番ファッションを指すジョークです。
コルベットは長年(C7世代まで)、「定年退職したおじいちゃんがピカピカに磨き上げ、日曜日のカーショーでスペックを語り合うためのクルマ」というイメージが持たれており、これを払拭しようと苦戦してきたのがコルベットの歴史でもあるわけですね。
そしてC8世代で若返りに成功したかに見えたもの、今回の「機能のない高額な飾り」の登場に対し、メディアやファンは「結局、シボレーはまだ“おっさん”の方を向いているのか」と冷ややかな視線を送っている、ということに。
ネットで提案された「次に出そうな」おじさん向けアイテム
そしてネット上では「コルベット×おっさん」が盛り上がってしまい、以下のようなアイテムまでもが提案されています。
- 荷室にジャストフィットする「コルベット特製折りたたみ椅子」
- アパレルブランド「トミーバハマ」とのコラボ・かりゆしウェア
- カーショー用の「スペック表掲示スタンド」
- ニューバランスとのコラボ・スニーカー
スペック比較:純正 vs 装飾ストラット
それはともかくとして、今回発売されたコルベット純正アクセサリーのスペックは以下の通りで・・・。
| 項目 | 標準ストラット | 装飾ストラット(新製品) |
| 価格 | 車両価格に含まれる | 1,995ドル(約31万円) |
| 機能 | ハッチを保持する | ハッチを保持する(同じ) |
| 材質 | スチール(黒) | アルミ投資鋳造(赤) |
| パフォーマンス | 変化なし | 変化なし |
結論:車自体は「スーパーカー・キラー」なのに…

皮肉なことに、コルベットというクルマ自体は現在、過去最高レベルにあり、フラットプレーンクランクのV8を積む「Z06」やハイパーカー級の性能を誇る「ZR1」、さらにはハイブリッドの「E-Ray」など、欧州の高級スーパーカーを真っ向から打ち負かす実力を持っているのは疑う余地がないところ。
だからこそ、こうした「古臭いアクセサリー」が、コルベットがようやく手に入れようとしている「クールでテクノロジーに強い」という新しいブランドイメージを損なうのではないかとファンは懸念しており、「クルマは走らせてナンボ」と考える若い世代にとって”30万円の赤い棒”は、少しばかり理解しがたい「エイプリルフールのような現実」かもしれませんね。
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