またまた新興ハイパーカー登場！0−100km/h加速は世界最速の1.65秒、最高速450km/hの「エレクトロン・クエーサー」

｜　エレクトロン・クエーサーの価格は2億6000万円。2023年には納車が開始されるというが　｜

さて、雨後のタケノコのようにニョキニョキ現れる新興スーパーカー/ハイパーカーメーカー。

今回発表されたのはエレクトロン・クエーサー（Elektron Quasar）なるハイパーカーですが、これは1年前にエレクトロン・イノベーション社（現エレクトロン・モータース社）が発表したエレクトロン・ワンに続くクルマです（エレクトロン・ワンがどうなったのかはわからない）。

なお、ルックスはケーニグセグ（特にジェスコ）に似ているようにも見えますね。

その出力は2,300馬力

そして今回発表されたエレクトロン・クエーサーについて、その出力はなんと2,300馬力以上、0-100km/h加速は1.65秒。

これはアスパーク・アウル、テスラ・ロードスター、リマックC_Twoらと並ぶスペックとなりますが（実現できれば、世界で最も速いクルマとなる）、これを実現するのは4つのホイールそれぞれに内蔵されたインホイールモーター。

このシステムは「エレクトロン・スマート・トルクベクタリング・システム（Elektron Smart Torque Vectoring System＝ESTV）と命名されており、バッテリー含むエレクトリックパワートレーンの総重量は約1,500キロ。

ちなみに最高速度はなんと時速450キロだとアナウンスされています。

エレクトロン・クエーサーの発売は2023年と言われるが

このエレクトロン・クエーサーについて、エレクトロン・モータースいわく「2023年の発売予定」。

生産台数は99台のみに制限され、3年という期間をかけて順番に納車される、とのこと。

価格は220万ユーロ、つまり2億6000万円程度ということになりますね。

なぜこういった新興ハイパーカーが登場？

なお、ここ最近になって多数の新興ハイパーカーが登場していますが、その理由はいくつかあると考えていて、ひとつは「既存のクルマに満足しない富豪が増えた」ためだと思われます。

フェラーリやランボルギーニですら「安すぎる」と考えるような人々が現在は多数存在し、そういった人々は「億」というお金をかけてクルマをカスタムしたり、ワンオフモデルを製作したりするわけですが、さらに「誰も持っていない」「誰も知らない」ようなクルマを求める人々も。

そういった人々にとって、こういった新興メーカーのクルマは格好の興味の対象となるのかもしれません。

加えて、エレクトリックハイパーカーの場合はガソリン車に比較して新興メーカーを立ち上げるハードルが低く、そういった「いかに高価であっても、珍しいクルマを求める人々」向けに新しくビジネスを開始しようという人々が現れるもの納得だと考えています（加えて、最近だと自動車の開発受託を行うコーチビルダーも少なくない）。

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