| まさかここまで一度に大量のEVを発表してくるとは |
ベースグレードはテスラ・モデルYに対抗する価格設定を持つと言われる
さて、メルセデス・ベンツのピュアエレクトリックシリーズである「EQ」の攻勢はとどまることを知らず、2022年はじめから一部地域において「EQB」を発売すると発表。
これは大人気のSUV、GLBをベースにEV化したもので、「GLAの車体を利用してEQAを」作ったのと同じ手法ですね。
今回発表されたのは225PSを発生するEQB300、そして288PS版の「EQB350」の二種類です。
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EQBでは「最大7人乗り」も実現
このEQBについては非常に高い商品力を持っており、まずはEQB300、EQB350ともにツインモーターを搭載し4輪を駆動すること、そして一回の満充電あたり航続可能距離がWLTPサイクルで419kmに達すること。
そしてなんと言ってもオプションにて3列目シートを追加することができ、これによって7人乗車が可能となることですが、これはアウディのEVに対する大きなアドバンテージと言えるかもしれません(ただし3列目シートへの乗車は身長170cm以下に制限されるようだ)。
なお、外観についてはGLBと大きく変わらず、パっと見て分かる変化は全閉となったフロントグリルにヘッドライト、そしてテールランプにホイールくらい。
いずれも「EQ」シリーズの文法に則ったもので、わかりやすく「EV」であることを表現しているように思います。
ちなみにメルセデス・ベンツEQB300の0-100km/h加速は8秒、EQB350についてはデータなし。
いずれも最高速度はバッテリーの消耗を防ぐために時速160キロに制限されている、とのこと。
メルセデス・ベンツはこのEQBシリーズに対し、割安な「前輪駆動バージョン」、そしてロングレンジモデルを追加する予定を発表していますが、エントリーモデルの価格はテスラ・モデルYに対抗できるものだというウワサもあり、価格含めて詳細の発表が待たれます。
新型メルセデス・ベンツEQBのインテリアはこうなっている
そしてこちらは新型メルセデス・ベンツEQBのインテリア。
やはりエクステリア同様、ベースとなるGLBから大きく乖離するものではなく、しかしディスプレイの表示は「EQ専用」に。
こちらのエアコン吹出口にはローズゴールドが採用されていますが、上位モデル(EQB350)がこの仕様なのか、それともパッケージオプションにて、ホイールともどもこのローズゴールドが追加されることになるのかは不明です。
メルセデス・ベンツはすでに発表済みの「EQC」「EQA」に加え「EQSセダン」を発表しているものの、今回のミュンヘン・モーターショーにて「EQEセダン」「EQB」「AMG EQE 53S 4MATIC+」を発表し、コンセプトモデルとしては「コンセプト メルセデス・マイバッハEQS」を公開。
その展開速度はライバルであるBMWやアウディを大きくしのいでいますが、日本国内における導入予定(発売時期や価格)についても気になるところですね。
新型メルセデス・ベンツEQBのプロモーション動画はこちら
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