| 全体的にはゲレンデそのもの、しかしディティールは丸くなっているようだ |
走行する様子を見るに、なかなか鋭いダッシュを誇るようだ
さて、メルセデス・ベンツはつい先ごろ「Gクラスの生産が累計50万台に達した」としてワンオフ仕様のレトロなGクラスを公開したところですが、今回はGクラスの新しい時代を切り開くピュアエレクトリックモデル「EQG」のプロトタイプが目撃され、実際に走行する様子がYoutubeへと公開されています。
なお、このプロトタイプは市街地で目撃されたもので、交差点にて信号停車するメルセデス・ベンツEQGは(この青いカモフラージュによって)とんでもなく目立っていますが、メルセデス・ベンツはAMG GT発表前にも「(目立って仕方がない)タイガーカモ」を車体に使用したことがあり、意図的にプロトタイプへの注目を集めさせるというプロモーションを採用することがあるようですね。
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そのスタイリングはガソリンモデルのメルセデス・ベンツGクラスによく似ているが
なお、このメルセデス・ベンツEQGはガソリンモデルのGクラスの車体構造を踏襲すると言われ、つまりは「ボディオンフレーム構造(ラダーフレーム)」を採用すると言われています。
よって内燃機関をそっくりエレクトリックパワートレーンに置き換えることになりそうですが、バッテリーをフロアに敷き詰めることで最低地上高がやや低くなっているようにも。
そのほか、ボンネットやグリル周辺、ルーフなどにやや丸みがもたらされており、これは少しでも空気抵抗を減少させて航続距離を稼ごうという意図なのかもしれません(もちろん、ガソリンモデルと見た目の上での差別化を設けるという目的もあるのだと思う)。
バッテリーについてはシラ・ナノテクノロジーズが供給する「タイタンシリコン」が搭載されることが明らかになっていますが、これは市販車ではじめてシリコンバッテリーを積む例になるといい、これによって航続距離の伸長(20%くらい)と充電時間の短縮が期待できると言われ、しかしGクラスの特徴でもあるボクシーなスタイル、そして3トンにも達するというヘビーウエイトによって、一回の満充電あたり航続可能距離は最大でも500kmくらいにとどまるという報道もあるもよう。
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そのほかこのメルセデス・ベンツEQGについてわかっていることは「1輪あたり1つのモーター、つまりクワッドモーター構成を持つこと」「出力が600〜670馬力くらいになること」「タンクターンが可能になること」くらい。
ただし今回目撃されたプロトタイプを見るに、かなり高いレベルの完成度を持っており、そう遠くない未来に発表されることになるのは間違いなさそうでもありますね(おそらくは今年9月くらいと見られている)。
新型メルセデス・ベンツEQGが街なかを走行する動画はこちら
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