| RWBポルシェが販売中。価格は「ASK」 |
RWB(Rauh Welt Begriff=ラウヴェルト ベグリッフ)ポルシェの一台が中古市場に登場。
これは2015年に製作されたもので、2015年、2016年のSEMAにも展示されたもの。
なお価格は「ASK」となっています。
RWBとは中井啓氏の主宰するチューニングカーメーカーで、顧客からの依頼があれば顧客のもとへと赴き、どんな仕様にしたいかをヒアリングしたうえで、それぞれの好みにあわせ「世界で一台の」ポルシェを製作しています。
今回販売されているのは964世代の911をベースにしたものとなりますが、それを前の世代へと「先祖がえり」させたディティールが特徴。
ただしオーバーフェンダーはじめ独特なエアロパーツは健在で、これらは「15ピース」で構成されており、とくにリアフェンダーが画像の通り「異常なまでの幅広」に。
RWBポルシェの外観/エンジンはこんな感じ
ネオクラシックポルシェのカスタムというとジンガーが有名ですが、RWBはジンガーほどの繊細な芸術性は追求せず、むしろ荒削りなスタイルがその魅力。
この911についてはクラシカルなウインカー(901風)やボンネットロック等を採用しながらも、今っぽいプロジェクターユニットを持つバイキセノン・ヘッドライトを装備するなど独特のルックスが特徴。
さらにはヘッドライトのハウジング、ケース、そしてフロントリップやホイールなどをブラックに変更することでメリハリの利いた外観に(ポルシェクレスト=エンブレムもダーク仕上げ)。
リアだと70年代風のバンパー、そして巨大なダックテールが目を引きます。
ホイールのリムは異常に深く、リアタイヤの幅も相当なもの。
なおブレーキは993世代の911ターボ用ブレンボ(前後とも)にドリルドローター、そしてサスペンションはKW製。
エンジンは3.6リッター・フラットシックスで、これにBismoto製のターボキットを装着。
出力は一気に400馬力にまで向上している、とのこと。
なおエンジンはいったんバラされてベアリングなどが交換され、ピストン等可動部には軽量パーツを投入しているようですね(かなりシャープなレスポンスが得られると想像)。
フロントトランクの内張りは剥がされ、ストラットタワーバーが装着され、ボディ剛性を高めています。
RWBポルシェのインテリアはこうなっている
このRWBポルシェのインテリアはまさに質実剛健。
ステアリングホイールはMOMO製で、MOMOのロゴ、センターマークはレッド。
そしてホーンボタンはRWB専用品で、スポークには中井啓氏のサイン入りですね。
ダッシュボードのアンダー、シート、ドア内張りなどはレッドのタータンチェック。
そっけないようにも感じるインテリアですが、しっかり「レッドとブラックに」統一され、ボディ外観とのバランスを保っています。
なおシートはMOMO「スーパーカップ」、後席シートは取り外され、代わりにロールケージが装着されることに。
ダッシュボードにもやはり中井啓氏のサイン入り。
VIA:Forgester