| 本国とさほどタイムラグ無く日本で発売されるのは珍しい |
ポルシェ・ジャパンが日本においても新型911ターボS/911ターボSカブリオレの予約受注を開始すると発表。
これらがオンライン発表されたのは3月3日なので、同月内に国内でも発売されたということになりますが、これは今までの例を見ても「かなり早い」タイミングだと言えます。
この理由については定かではないものの、やはりコロナウイルスの影響によって今後世界的にハイパフォーマンスカーの需要が縮小するであろうことを鑑み、その前にできるだけ早く(世界中で)受注を集めたいと考えたのかもしれません。
なお、今回受注が開始された911ターボS/911ターボSカブリオレの価格はそれぞれ2892万円と3180円で、「右ハンドルのみ」。※先代911ターボSの価格は2630万円
最近のポルシェは「右ハンドルしか選べない」といった状況ですが、発売開始直後のみは例外的に「左ハンドルを選択可能とするケース」もあり、しかし今回、そういった特例も無いということになりそうです。
新型ポルシェ911ターボS/911ターボS/カブリオレはこんなクルマ
911ターボSは「(限定モデルを除くと)911シリーズのトップレンジ」に君臨するモデルで、搭載されるエンジンは3.8リッターツインターボ。
出力は640馬力を誇り、これは実に先代911ターボSに比較すると+60馬力という数字です。
この驚異的なパワーを達成するためにはタービンや冷却系、給排気系を新設計したとされますが、新型911ターボSはこれまでのモデル同様「テクノロジーの塊」。
駆動方式にはこれまで通り4WDを採用し、新装備としては「911としてはじめて」エアブレーキが与えられたこともトピックです。
そのほか、911ターボSとしては「初」の軽量化オプション、”ライトウエイトパッケージ”が採用されたことも注目に値するところ。
これまで911ターボSは「超高速ツアラー」としての性格が与えられていて、サーキット走行は911GT3/911GT3 RSに任せていたというフシがありますが、今回”サーキット向けの”オプションが設定されたところを見るに、「これまでの911ターボSとは違う」なにかを感じさせますね。