| これまでにもポルシェ928が蘇るという話はなんどか出ているが |
ポルシェがこれだけのビッグネームを眠らせておくとは考えられない
911を超えるべく、そして911の後継として企画された名車、ポルシ928。
未来的なルックスに革新的な「ヴァイザッハ・アクスル」搭載、豪華なインテリア、強力なエンジンによって人気を呼び、18年間のライフタイム中に61,000台が生産されたと言われます。
ポルシェのデザインチーフであったアナトール "トニー"ラピーヌ監修のもと、ウォルフガング・メビウスがデザインしたもので、実際の発売はエントリーモデルの924が先だったものの、開発中のポルシェでは初めてのフロントエンジンを搭載したモデルだったようですね。
市販車としてはおそらく「911」「356」に次ぐビッグネームだと考えられ、これまでにも何度が「リバイバル」の噂が出ています。
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その企画は熱烈な928ファンの手によって
そこで今回の「928コンセプト」について、928の熱烈なファンであるギルヘルム・ノップ氏(フォルクスワーゲンのデザインスタジオで働いていたこともある)がCGIデザイナー、ジョアン・シェンデル氏との共同プロジェクトによって生み出したもので、フロントエンジンを持つ本来の928のプロポーションを忠実に再現しています。
ただ、現代の多くのクルマがそうであるように、様々な補機類を詰め込むためかボディはいささか膨れ上がり、ボンネット位置が高くなったりタイヤサイズが拡大しているのはご愛嬌。
ヘッドライトはポップアップではなく固定式、そしてポルシェらしい「4灯LED」。
リアにもポルシェらしいLEDライトバーが備わります。
なお、フロントグリル内が「閉じて」いるところを見ると「電気自動車なのか」と思ったのですが、テールパイプが備わり、ガソリンエンジンを積んでいるようにも。
ただしデザイナーによると「使用するプラットフォームは、タイカンのJ1」ともコメントしているので、このテールパイプは「サウンドを発するデバイス」として機能するのかもしれません。
そしてサイドが最も「928」らしさを感じさせる部分であり、そのプロポーション、そして三角窓は完全にポルシェ928ですね。
ポルシェ928コンセプトのインテリアはこうなっている
こちらはポルシェ928コンセプトのインテリア。
ステアリングホイールはかつての928を連想させる形状を持ち、メーターはフルデジタル、インフォテイメントディスプレイやエアコン操作パネル等は一枚物として繋がっており、タイカンのインテリアをさらに一歩推し進めたような雰囲気です。
ウインドウ昇降スイッチやドロックも「静電式」スイッチとなり、物理的に動作したりアナログを感じさせるのはダッシュボード上のスポーツクロノのみ(将来、このスポーツクロノもデジタルになるんだろうなと思う)。
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