| なぜ?1991年から放置されたクラシックカー |
納屋で眠っていた車や放置された希少な車をレストアして世に送り出すティム・コッター氏(Youtubeチャンネルはこちら)がまたまた珍しいフェラーリを紹介。
同氏は自身でそういった車を探すのではなく、「レストア請負人」として有名なため、「そういった車を」見つけた人々が彼に連絡を取る、といったことが多いようですね。
わずか「数台」しか製造されなかったアルミボディの275GTB
今回見つかったのは希少なアルミ製ボディを持つ1967年製フェラーリ275GTB、さらに1966年製シェルビー・コブラ427、トライアンフ、モーガン8など。
その総額はなんと4億5000万円ほど、と言われます。
これらの車が倉庫に眠ったままの経緯としては、オーナーが1980年代にコレクションとして車を集めた後にメカニックを雇ってこれらの車をメンテナンスさせていたものの、そのメカニックの人が亡くなった後には誰も車たちの面倒を見る人がいなくなり、最終的に1991年からずっとこれら名車たちが放置されることに。
その後オーナーの身に何があったのかは不明ですが、今回はそのオーナーの知人がガレージを開けたところクラシックカーを発見し、ティム氏に連絡を取ったとのこと。
これらの車が保管されていたのはこのガレージ。
なかなかきれいな建物ですね。
ドアを開けると出てきたのは希少なフェラーリ。
奥の方にはトライアンフ、モーガンの姿も。
こちらはコブラ。
なおフェラーリ275GTBは1965年発表のモデルで、250GTの後継(フェラーリによる解説はこちら)。
フロントエンジンレイアウトで、フェラーリとしては「初」のトランスアクスルを採用したモデル。
生産はシリーズⅠとシリーズⅡあわせて450台ほどとされ、通常はスチール製のボディを持つものの「複数台」アルミ製ボディが存在したと言われます。
エンジンはV12(3.3リッター)、出力は280馬力と記録されており、ボディのデザインはピニンファリーナ、制作はスカリエッティ。
それでは動画を見てみよう
こちらがガレージに眠ったままの車たちを紹介する動画、「$4,000,000 Barn Find - Ferrari AND 427 Cobra Hidden for Decades | Barn Find Hunter」。
ガレージの中は雑多で、なぜ放置されることになったのかがますます気になることに。
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