フェラーリのパーツは「腐っても(腐ってないけど)」鯛。どんな状態でも最高の価値を発揮する
ebayにて、エンツォフェラーリ(2003)のエンジン単体が販売中。
6リッター自然吸気V12、出力は650馬力というスペックですが、販売者の掲げる即決価格はなんと「4100万円」。
フェラーリ812スーパーファストの新車価格が3910万円ということを考えると「異常」とも言える価格設定とも考えられそう。
ただ、エンツォフェラーリは現在3億円近い価格で取引されるクルマでもあり、その価格を考えると、クルマの中でも大きな価値を占める「エンジン」が4100万円であるのはまだ納得できそうですね。
エンジン単体の需要はけっこうある?
なお、フェラーリはどんな状態であっても値打ちがあるのが特徴で、過去には「走行できない」ラ・フェラーリの開発プロトタイプが1億6000万円で落札されたことも。
そのほか、走行できない「風洞実験用」の実物大模型が実車より高く予想落札価格として設定されたこともあり、とにかくフェラーリと名が付けばなんでも高額になってしまうというのが現状のようです。
そのほか、過去には何度かフェラーリのV12エンジンがオークションに登場したことがありますが、やはりいずれも高値を記録しており、エンジンだけでもかなりな需要があるのかもしれません。
なお、エンジンの用途としては「ディスプレイ」というものがあるかと思われるものの、「スワップ」に使用するケースもありそう。
実際にこれまでもフェラーリのV8エンジンをスワップしたクルマも何度か登場していますし、ディーノにフェラーリF40のエンジンを押し込んでしまったフェラーリコレクターも存在。
エンツォフェラーリは399台のみが生産された希少なクルマであり、つまりはその車体はもちろんエンジンそのものも非常に価値があるということになりますが、そのエンジンを「使用せずに愛でるもよし」、そして希少なエンジンだからこそ「お気に入りのフェラーリにスワップする」のもよし、といったところかもしれません。
VIA:ebay
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パーツはすべて揃うようですが実際に稼働するかどうかは今の所発表はなく、オークション開催までにはなんらかの公表があるのではと見られます。
なお予想落札価格は650万円〜900万円程度。