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フェラーリが過去最大級の拡大戦略に。「年内に5つのニューモデルが控えている。さらに2022年までには15車種が登場する」

2019/06/01

| フェラーリがここまでの拡大戦略を採用したことは過去にない |

フェラーリはブランド初の「量産ハイブリッド」、SF90ストラダーレを発表。
これはランボルギーニやマクラーレンに先んじたもので、スーパーカーセグメントにおける「大きなリード」を築いたと言えそう。

SF90ストラダーレでは、このハイブリッドシステムを使用して986HPという途方もない出力を達成していますが、問題はその「価格」。
今回SF90ストラダーレについて価格の発表は今のところ無く、しかしウワサだと7000万円オーバーだとも言われます。

この調子でフェラーリのニューモデルはすべて超高価格帯に?

そしてフェラーリは、今後発売するモデルについても順次ハイブリッド化してゆくと思われますが(V12モデルは自然吸気を継続の意向)、となると今から登場するモデルはいずれも「とんでもなく高価になるんじゃないか」と心配になったりします。

なお、フェラーリはこのハイブリッドシステムについて、他車種への展開は非常に容易だとコメント。

フェラーリの技術部門を管理するミヒャエル・ライター氏によると、「SF90ストラダーレに採用されるハイブリッドモデルをこれから発売するモデルに採用するのは簡単だ。今後ほかのハイブリッドモデルが発売されることになるが、それぞれの性格に合わせたスペックを持つことになる」。

そしてフェラーリCEO、ルイス・カミレッリ氏もSF90ストラダーレにおいて「新しいセグメントへ参入したことになる」とも述べ、これによって新しい客層へと訴求できるであろうこと、さらに新しいモデルが控えていることについても触れています。

この「ニューモデル」については驚くべきことに「年末までに5つ」、2022年までに15もの新型車を発表するとしており、これは”今までにない勢い”。

フェラーリは近い将来、そのモデルラインアップの60%がハイブリッドになるとしていますが、スーパーカーメーカーの中では「最も早く」エレクトリック化を達成することになりそうですね。

なお、SF90ストラダーレのパワーユニットはV8ツインターボ+3モーターハイブリッドで、トランスミッションは8速DCT、駆動方式は4WD。
フェラーリは、もちろんこのシステムを「いかようにもアレンジできる」ように設計していることは間違いないと思われます。

今後登場するハイブリッドモデルもこれと同じパッケージングを持つかどうかは不明ですが、フロントエンジンモデルだと「(トランスミッションに収めた)シングルモーター」ハイブリッドにて後輪駆動に留めるのかもしれません(フロントモーターはナシ)。

ミドシップモデルであってもコストを抑えるのであれば「シングルモーター」ハイブリッド搭載モデルを用意する可能性もあり、逆に環境性能を重視するのであればEV走行レンジを拡大した「フロント2モーター+V8エンジン+現行の7速DCT」という組み合わせが出てくる可能性もありそうですね。

VIA: AutoExpress

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