| 現代のスーパーカーの専用バッグはとてもこの値段では収まらない |
フェラーリ・テスタロッサの純正バッグ、そしてその積み方を紹介する動画が公開に。
これはユーチューバー、「ノーマルガイ・スーパーカー」によるもので、そのバッグたちの総額は約110万円、とのこと。
フェラーリ・テスタロッサ(1984ー1992)はランボルギーニ・カウンタックと並んで1980年代のスーパーカーの代表格ですが、5リッターV12エンジンをミッドに搭載し380馬力を発生。
なんと言ってもその特徴はボディサイドやリアに見られるフィンというかルーバーで、これは当時のフェラーリを「フェラーリたらしめていた」ひとつの要素でもありますね。
ちなみにテスタロッサとは「赤い頭」という意味のイタリア語で、1960年代のレーシングカーが赤いエンジンヘッドを持つことからそう呼ばれていたものを当時リバイバルしたもの(250テスタロッサなど)。
ただしフェラーリは今後その名称を使用するつもりはないらしく、その商標権を更新しなかったため、今後は別の会社が「テスタロッサ」を名乗る製品を発売することになりそうです。
テスタロッサに付属のバッグはこんな感じだ
フェラーリ純正のバッグ(ラゲッジ)はスケドーニ製と言われます。
スケドーニ(SCHEDONI)は1800年代にモデナにて皮革製品製造業として設立されたファミリー企業だとされますが、現代ではアストンマーティン、ベントレー、パガーニ等の純正オプション、F1マシンのシートも手掛けるほどにまで成長。
なお、フェラーリとスケドーニとの関係は1977年の「308GTB専用」バッグを製造したことにはじまる、とされています。
ネット通販でもスケドーニ製品を購入する事ができますが、その価格は「びっくりするくらい高く」、現在スケドーニに同様のバッグを作らせると、110万円ではきかないかもしれませんね。
バッグ上面にはTestarossaのロゴも確認できます。
もちろん使用される皮革は最上級のもので、熟練した職人によるハンドメイド。
内側はこんな感じ。
鍵も付属。
フェラーリ・テスタロッサに専用バッグはこう積む
こちらはフェラーリ・テスタロッサのフロントフードを開けたところ。
深みはないものの、けっこうな広さがありますね。
スーツ用バッグはもちろんぴったり。
スーツ用バッグは2つ重ねて入れることができ、その両脇にもバッグが入ります。
そして室内用バッグもあって、シート後方に積み込むことが可能。
まずはシートを倒します。
バッグを積み、動かないようにベルトで固定。
ベルトそのものもクラシカルですね。
こちらがそのバッグ、積み込み方を紹介する動画。
VIA: Normal Guy Supercar
スーパーカーに「専用バッグ」はつきものだ
そして専用のバッグ(ラゲッジセット)を揃えるのはフェラーリだけではなく、多くのメーカーが「その車種専用品」をラインアップ。
こちらはマクラーレンF1。
ホイールベース内に重量物を集めたいという理由で、ボディサイドにラゲッジスペースが存在します。
そしてもちろん現代のマクラーレンにもラゲッジセットは健在。
こちらはパガーニ・ウアイラ専用バッグ。
こちらはロールスロイス。
フェラーリGTC4ルッソ用。
ランボルギーニ各モデル用。
パガーニ・ウアイラのエルメス製バッグたち。
もちろんポルシェも純正でスーツケース(リモワ製)をラインアップ。