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フェラーリは今年後半に2つのニューモデルを用意!「5年15モデル」計画のうち、昨年と今年で7モデルを消化することに

2020/04/23

| このままだと5年で20以上もニューモデルが発表されるペース |

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さて、フェラーリが今年後半に2つのニューモデルを用意している、との報道。

フェラーリは2019年において、かつて例を見ない”5つもの”ニューモデルを発表しています。

F8トリブートにはじまりSF90ストラダーレ、F8スパイダー、812GTS、そしてローマと言った面々ですが、反面2020年においては「2019年ほどの新型車発表はない」とも。

その理由としては2019年に発表したモデルの販売を軌道に乗せることを優先すると言われており、いかにフェラーリと言えども「売りっぱなし」ではニューモデルを成功させることは難しいと考えているのかもしれません。

フェラーリは2019年に5つの新型車を発表するも22年までに”あと10台”の新型車を追加。ただし20年は「ペースを落とし、新モデルの浸透に注力」。22年までの計画を”おさらい”してみよう

2019年発表ニューモデルの生産はここから

なお、これら2019年発表モデルについては、現在F8トリブートの納車が始まったところで、ここからほかモデルの生産も追って開始されるということになりそう。

フェラーリは5年で15モデルを追加するとしているものの、すでに1年で5モデルを発表し、計画の二年目である今年に2モデルを発表したとなると、すでに7モデルが”読めている”状態。

よって、あと3年で8モデルを追加してゆく計算です。

そしてフェラーリにてコミュニケーション&マーケティングを担当するエンリコ・ガリエッラ氏が語ったところによると、「フェラーリは常に新しい挑戦を続け、新しい市場を開拓してゆく」。

これはつまり、今後発表されるフェラーリは「これまでにはない顧客を狙ったモデルになる」という意味だと捉えることができますが、実際に”カリフォルニア”を発売した際、その購入者の70%は「それまでにフェラーリを購入したことがない層」だとされ、つまりは新しい市場を開拓することができたということに。

ちなみに「ローマ」について、フェラーリはそのターゲットを「高級サルーンや高級SUVに乗っている層」だと明示しており、それらのクルマに対する「買い増し」ではな「買い替え」を狙っているということも示唆しています。

フェラーリ「ローマはいうなればイブニングドレスを着たF1マシン。そのルックスによって高級SUVやセダンのオーナーを取り込みたい」

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フェラーリはデザインの多様性を求める

そしておそらく、フェラーリは「多様な顧客に向け、多様なデザインを提供する」とも考えているはずで、そのたあめかローマはF8トリブートとは異なる、より少ない線で構成されたなめらかで優雅なボディデザインが与えられることに。

フェラーリはこrwでまで「全車のデザインを統一する」傾向があったものの、最近ではモデルごとにデザインを分ける傾向にあり、これもまた「モデルごとにターゲットを分けてゆく」戦略を採用するからなのかもしれません。

たとえば458/488時代のV8ミドシップ、FF/GTC4ルッソ、カリフォルニア、F12ベルリネッタといったクルマたちは意図的に「縦長ヘッドライト」「丸型テールランプ」で統一され、共通した印象を持っていたものの、現在は同じV8モデルでも「F8トリブート/F8スパイダー」と、「ローマ」とでは全く異なるデザインそしてイメージを持っています。

デザインを各モデル間で共通化するということは、それだけブランドとしての統一感を主張し、認識率を向上させることに繋がるものの、そのデザインが気に入らない人は「そのブランドのクルマを買わない」ということになり、つまり諸刃の剣。

実際にぼくは、ここ最近のフェラーリのデザインはあまり好みではないと考えていたものの、ローマのデザインには惹きつけられるものがあり、よって「買うか・・・」とも考えていて、もしローマのデザインがF8トリブートと同じだったら買おうとは思っていなかったかもしれないワケですね。

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ボクはフェラーリに乗らずに死ぬ気はない!マイ・ファースト・フェラーリに最適なのはやはり「ローマ」か?

デザインの統一性はメーカーによって考え方が異なる

国産車メーカーだと、たとえばマツダはブランディングのための全車でデザインを統一する傾向にあり、このデザインが好きであればマツダ車を購入するものの、デザインが気に入らなければ他社に顧客を奪われることに。

逆にトヨタは車ごとに個性を持たせ、トヨタとしてのアイデンティティは最小限に抑えていますが(ハリアーのように、トヨタエンブレムの表示を最小限にしている車種もあるほど)、そのぶん消費者から見ると選択肢が多く、取りこぼしが少ないと言えるかもしれません。

ちなみに、フェラーリのライバルたるランボルギーニのデザインは「エクストリーム一辺倒」。

よってそのデザインが好きな人はランボルギーニを買うものの、優雅なデザインを好む人は買わないということになりますね。

実際のところランボルギーニもこれについては考えるところがあるようで、(現在のエクストリーム路線に加えて)ミウラのようなエレガントなデザインを持つラインアップ投入の是非について議論がなされている、というウワサも聞かれます。

VIA:Autocar

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