新型ランチア・イプシロン「偽装なし」の姿が目撃される。13年ぶりのランチアの新型車は「モダンなイタリアの家具」のようだった

Image：Masera

｜　新型ランチア・イプシロンは思ったほど奇抜ではなく、うまいぐあいに先進的なイメージを処理している　｜

その内外装はまさに「イタリアのモダンな家具」のようだ

さて、先日は（おそらく工場から）新型ランチア・イプシロンの姿がリークされていますが、今回はなんと「偽装なし」にて街なかを走る新型イプシロンの姿が目撃されることに。

ちなみにランチアは現在イプシロン1車種しか持たず、その（現行）イプシロンが発売されたのも2011年のことなので、2月14日にデビューすると言われるこの新型イプシロンの存在は「非常に大きなニュース」と捉えて良いかと思います。

新型ランチア・イプシロンは斬新かつスタイリッシュ

今回目撃されたシチュエーションはおそらく「プロモーション動画の撮影中」だと思われ、アルファロメオ・ステルヴィオをカメラカーとして使用しており、あと数週間もすればこれを編集した動画が公開されるものと思われます。

一見してわかるのは、Pu-Ra HPE コンセプト譲りの「円と直線」をベースとしたデザイン、そして前後ランプに仕込まれた「Y」字といった特徴であり、全体的には非常にオリジナリティあふれる、そして魅力的なルックスを持つという印象。

フロントには細長いLEDバー（Y字を再現する”カリーチェ”）が組み込まれ、その下に実際のヘッドライトが納められるという「スプリット」ライトを採用しており、後部ドアのハンドルはピラーマウント、そしてテールエンドにはランチア037やストラトスのリアエンドを連想させるディティールも。

インテリアにはシンプルな液晶メーターが採用されており、ミニマルな構成を持ちますが、Pu-Ra HPE コンセプトで見られた「円卓」が本当に再現されていることがある意味では衝撃的です。

シートは座り心地が好さそうな座面を持っていて、これはすでに発表されている（イタリアの高級家具メーカーの）カッシーナとのコラボレーションの成果なのかもしれません。

その他気づくのは、ランチアが属するステランティス傘下のプジョーの影響があるということで、具体的にはプジョー208との（シルエット的）共通性も。

採用されるパワートレーンに関しては公式にアナウンスされたことはなく、しかしウワサレベルだとハイブリッドとピュアエレクトリックの二本立てになるとされ、こちらもプジョー208譲りの「70馬力の3気筒エンジン＋ハイブリッド」「156馬力のシングルモーター（FF）」となる可能性が大きいと見られています。

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参照：Masera （Facebook）