| プロジェクト・パンサーの開発は滞りなく進行中 |
かの名車「デ・トマソ・パンテーラ」を現代に蘇らせるとした「プロジェクト・パンサー」ですが、そのプロトタイプが公開に。
画像はプロジェクト・パンサーを主導するアレス・デザインが公開したもので、これはランボルギーニ・ウラカンをベースとし、カーボン製のボディにリトラクタブル・ヘッドライトを持つスーパーカー(車検証上は”ランボルギーニ”となる)。
エンジンはウラカンに搭載される5.2リッターV10を使用するものの、出力は610馬力から650馬力へとパワーアップ。
現時点でパフォーマンスについての言及はなく、しかしこのパワーアップの恩恵にて、ウラカンの「0-100キロ加速3.2秒、最高速度325km/h」より速くなるのは確実だと言えそうです(トランスミッションも改良を受けると言われる)。
プロジェクトを主導するのは元フェラーリ副社長
アレス・デザインはフェラーリの副社長、そしてロータスCEOを歴任したダニ・バハー(バハール)氏が立ち上げた会社で、ポジションとしては「コーチビルダー」。
なんらかのベース車両に独自の架装を施して販売することを主な業務としていますが、所在地はイタリア・モデナ。
つまりフェラーリの本拠地と同じだということで、周囲にランボルギーニ、マセラティといったメーカー、パガーニもあり、つまりそういったメーカーに納入するサプライヤーも豊富にある土地だということで、人材やパーツ供給上の利点を考慮した立地の選択だと思われます。
これまでにも「ポルシェ911タルガをGT3RS化」したり、「フェラーリGTC4ルッソを1970年代風フェラーリっぽく改造したり」、そのほかにもランドローバー・ディフェンダー、メルセデス・ベンツGクラス、シボレー・コルベットといった幅広いクルマをカスタムしていますね。
アレス・デザインがフェラーリGTC4を1970年代の「365 / 400 / 412」へ先祖返りさせる計画を公開
「パンテーラ」を復活させたアレス・デザインが今度はランドローバー・ディフェンダーをカスタム。「究極の豪華さと走破性」
今回の「パンサー」については21台のみの限定で、価格は5500万円くらいだとされており、アレス・デザインによると外観は「過去の伝統と現代の最新デザインとの融合」。
すでにお披露目会では実車(プロトタイプ)が公開されており、市販モデルもこの外観に準じるものとなりそうですね(ドアミラー形状など、ちょっとした差異はある)。