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ランボルギーニ新型V12モデル(アヴェンタドール後継)のパテント画像が公開!リヤセクションにおける「パワーの視覚的演出」がスゴかった

ランボルギーニ新型V12モデル(アヴェンタドール後継)のパテント画像が公開!リヤセクションにおける「パワーの視覚的演出」がスゴかった

| まさに「宇宙船のように」とんでもない推進力を発生させそうだ |

さらにはランボルギーニのアイコニックなモデルのデザイン要素、レーシングカーからのフィードバックを受けた意匠も

さて、最近になり様々な情報が出てきているランボルギーニの新型V12モデル(アヴェンタドールの後継)。

今回は新型V12モデルと思われるパテント申請画像がWIPO(World Intellectual Property Organization)にて公開されており、その全容が明らかになっています。

申請者は「Automobili Lamborghini S.P.A.」、なぜか北マケドニア支局に申請されているようですが、まず3月にデビューするとされるこのアヴェンタドール後継モデルと見て間違いなさそうですね。

アヴェンタドール後継モデルはこんなデザインに

そこで今回申請された画像を見てみたいと思いますが、一見して「ランボルギーニ」と認識でき、しかしこれまでのどのモデルよりも複雑な面構成、そして構造を持っているように思われます。

ランボルギーニのチーフデザイナー、ミッチャ・ボルカート氏が「我々が作っているのは宇宙船なのです」とコメントしていましたが、たしかにSF映画に出てきてもおかしくないようなルックスですね。

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フロントはおなじみ「ハの字」をモチーフとしながらも、両サイドにはテルツォ・ミッレニオ、シアンFKP37を連想させる「横Y字」型デイタイムランニングランプを確認可能。

なお、ミッチャ・ボルカート氏がゼロベースからランボルギーニのロードカーをデザインするのは今回がはじめてで(シアンや新カウンタックはアヴェンタドールベースなのでノーカウントとしたい)、というのも同氏の着任は2017年であり、その際にはアヴェンタドール、ウラカン、ウルスのデザインが前任者であるフィリッポ・ペリーニ氏によって形作られていたため。

よって同氏の最初のランボルギーニでの仕事はコンセプトカーである「テルツォ・ミッレニオ」をデザインすることであったのですが、その要素が今回全面的に取り入れられている、ということになりますね。

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そしてヘッドライトやフロントバンパーサイドは「ウラカン・スーパートロフェオEVO2」風(このクルマは将来のランボルギーニを示唆するとアナウンスされていた)で・・・。

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フロントフード上の左右の「V字型」ラインはウラカン・ステラートにて採用されたグラフィックを想起させます。

そう考えると、近年発表されたランボルギーニ各モデルの要素がアヴェンタドール後継モデルに凝縮されていると考えて良さそうですが、「V12モデルとV10モデルとの境界線がクロスした」ことはぼくにとって驚きです(これまで、ランボルギーニはV12モデルを非常に特別視していたので、V10モデルとの共通性をもたせず、孤高の存在として位置づけていた)。

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サイドから見ると、いくつかのラインが並行に走っていることがわかり、「計算され尽くした」デザインを持つことがわかりますね。

なお、ドア後ろのインテークはフロントバンパーサイドとシンクロするような「<」型のデザインを持っています(ここもシアンFKP37の影響が感じられるところ)。

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リアだと横方向を向いた「Y」型テールランプ、大きなフィンを持つディフューザー、そしてリアタイヤむき出しの「ネイキッド」構造などにはチェンテナリオの影響が感じられますが、このチェンテナリオはミッチャ・ボルカート氏の前任者の作品です。

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ちなみにこちらはランボルギーニ・チェンテナリオ。

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ランボルギーニは「V12エンジン」を強調

そして斜め上からの眺めはかなりスペクタクル。

リアオーバーハングが極端に短く、とくにサイドが短いことは特筆すべきところで、つまり「ロングテール」ではないということですね(高速安定性よりも旋回性を重視しているものと思われる。ランボルギーニは次世代の排他的指標として横Gを挙げている)。

そしてランボルギーニは、そのDNAのひとつでもあるV12エンジンを強調しようという意図なのか、このニューモデルではエンジンが露出しているようにも見受けられます。

もしそうだとすると、ブガッティ・シロンのように、そのパワートレーンを誇示しているということになりますが、おそらくこのアヴェンタドール後継モデルはV12エンジンを積む最後のモデルとなりそうなので、この演出はオーナーの自尊心を満たす重要な演出だとも思います。

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テールパイプは六角形そして上方に位置し、リアウイングはおそらく可変式(アクティブエアロ)。

給油口のフラップにも「Y」が用いられるなど、細部に至るまでランボルギーニであることを主張しているようですね。

なお、テールパイプに呼応する形でリヤセクションが2つの「コブ」状に盛り上がっており、このあたりも宇宙船(のバーナー)を連想させるところだと思います。

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ボトムはもちろん「フルフラット」。

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参照:Motor1, WIPO

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