まさに「不幸中の幸い」とはこのことかも。ランボルギーニ・アヴェンタドールが大型トラックに追突するも、その下に潜り込むことでドライバーが軽症にとどまる

｜　一歩間違えば、とうてい生命の保証はできないレベルの事故である　｜

暴走しなければ起きなかった事故ではあるが、幾重もの幸運によって命が助かる

さて、アメリカはジョージア州にて、暴走したランボルギーニ・アヴェンタドールが大型トラックの下に潜り込んでしまうという事故が発生。

この事故の詳細については現在調査中だと報じられ、しかしこの事故が発生する20分前に現地警察は時速100マイル（160km/h）以上で暴走しているランボルギーニがいるとして緊急手配をかけており、案の定この事故が「起こるべくして」起きています。

ちなみにですが、ここまで徹底的にクルマが破壊されているにもかかわらず、ランボルギーニ・アヴェンタドールのドライバーは軽症で済んだとも報じられています。

どう見てもドライバーが生き残るような事故ではないが

この事故が発生したのは現地フリーウェイI-75で、ランボルギーニ・アヴェンタドールが18輪トレーラーの後ろになんらかの理由にて突っ込んでしまったもよう。

トレーラーは当時右車線（アメリカなので日本だと走行車線に該当）を走行しており、そこに暴走したアヴェンタドールが追突したということになりますが、なぜ追い越し車線ではなく走行車線をアヴェンタドールが走行していたのかはちょっとナゾ。

さらにはトレーラーに「（斜めではなく）真後ろから」突っ込んでしまっており、見る限りではトレーラーのタイヤに接触するまで入り込んでしまったようですね（トラックのドライバーからすると、一瞬何が起きたのかわからなかったかもしれない）。

当然ながらエアバッグも展開しており、横この状況で生き残ったなというのが偽らざる心境ではあるものの、アヴェンタドールの強固なカーボン製モノコックが安全性の確保に威力を発揮し、かつ「わずかに左に」ずれていたのがよかったのかもしれません。

報道によると、このランボルギーニ・アヴェンタドールのドライバーはスペンサー・ハイド（36歳）なる人物で、暴走行為自体は褒められたものではなく、しかしこの事故で命を失わずにすんだということは「それなりに神に愛されている」人物だと言えそうです。

なお、トレーラーの下に潜り込んだアヴェンタドールを引っ張り出すのは容易ではなく、レッカー車を2台用意し、一台でトレーラーの後部を持ち上げ、もう一台でアヴェンタドールを引っ張り出した、とのこと。

作業にかかったのはおよそ1時間半（意外と短い）、そしてその間は2車線が通行止めになったと報じられています。

トレーラーには不幸な事故ではありますが、この他に事故に巻き込まれた車両や人物はいなかったのが不幸中の幸い（このクルマがランボルギーニ・アヴェンタドールではなく、もっと車高の高いセダンやSUVであればもっと被害が大きかったことも想像でき、今回の事故は様々な側面における幸運を物語っている）。

ただし、残念なことにこのランボルギーニ・アヴェンタドールを修復することはもうかなわないかもしれません。

あわせて読みたい、関連投稿

参照：Gordon Gazette（Facebook), CARSCOOPS